2024年 5月 6日 (月)

スーパー業界にリストラの嵐 イトーヨーカ堂も20店舗閉鎖検討

ヨーカ堂の財務状況は大きく改善

   この背景には、小売業界自体が「店舗数ばかり多くても消費自体が減退しており、利益が出ない」という状況に陥っていることがある。閉鎖の対象は、ほとんどが赤字・不採算店で、これらを閉鎖することで、イトーヨーカ堂の財務状況が大きく改善されるという。

   なお、イトーヨーカ堂では、安売り店「ザ・プライス」を08年内に2~3店舗、09年度以降も5店舗程度を首都圏に出店することにしており、いずれも既存の「イトーヨーカドー」から衣替えしてオープンさせる、それ以外にも、08年4月に発表した3ヵ年の中期計画では、不採算店舗を3~5店舗閉鎖することになっている。

   セブン&アイ・ホールディングスの広報担当者は、

「3ヵ年計画以外には閉鎖の計画はありません」

と話しており、「20店舗閉鎖計画」が表面化するまでには、しばらく時間がかかりそうだ。

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