2020年 6月 2日 (火)

インパクトの強い「バーチャル広告」WBC中継の日本企業広告に登場

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   「侍ジャパン」が決勝戦進出を決めたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のテレビ中継映像には日本企業の広告が目立つ。ところが、これらの広告は、実際の球場には存在せず、画面上ではめ込まれた「バーチャル広告」なのだ。インパクトの強さが「広告の可能性を広げる」のは確かだが、「実際には存在しないもの」をはめ込むことが問題になった例もある。

マクドナルドやアサヒビールの広告が目を引く

   WBCのテレビ中継の視聴率は好調で、例えば3月20日にTBS系で放送された日韓戦の平均世帯視聴率は、関東地区で40.1%(ビデオリサーチ調べ)。瞬間最高では、48.1%という数字をたたき出している。

   野球の中継で視聴者の印象に残るのは、やはりバッターボックスでのやりとりだ。そうなると、バックネット下の広告にも、かなり注目が集まることになる。特にWBCでは、「世界をつかもう」という日本語のキャッチフレーズが入ったマクドナルドの広告や、「SUPER DRY」と大きく書かれたアサヒビールなど、日本企業の広告が目を引く。

   実は、これらの広告は、球場で実際に掲示されているものではなく、CG合成ではめ込まれた、「バーチャル(仮想)広告」と呼ばれるものだ。球場に実際に設置されているのは、緑色の何も書いていないパネルだ。

   この広告合成技術を提供しているのは、プリンストン・ビデオ・イメージ(PVI)社。大リーグでは、すでに同社の技術を6年以上にわたって利用しているといい、同社はWBCについても

「PVIの技術で、ターゲット別の広告を、異なった地域の視聴者に見せることができる。これによって、(WBCの主催者の一角を占める)MLB(大リーグ機構)にとって収入を生み出す機会を提供している」

と、主催者側のメリットを強調している。

   この手法は米国に90年代後半に登場し、「スーパーボール」などのイベントで、フェンス上に自動車メーカーの広告が現れることなどが有名だ。04年に行われた大リーグのオールスターゲームでは、日本向けの「バーチャル広告」が登場。日本の視聴者限定ながら、バックネットの広告を日本企業6社が「独占」した。

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