2019年 11月 19日 (火)

日本車の「品質神話」に陰り 「レクサス」がGM、ジャガーに抜かれる

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   品質では他を圧して世界一だったはずの「日本車神話」に陰りが出ている。米調査会社J・D・パワー・アンド・アソシエイツの「米国自動車 耐久品質調査」(2009年版)によると、14年連続で首位だったトヨタ自動車の「レクサス」が、米ゼネラル・モーターズ(GM)の「ビュイック」と印タタ自動車の「ジャガー」にその座を明け渡し、3位に転落した。日本の自動車メーカーが米国市場に、「レクサス」などの高級車を本格的に投入してから20年。品質格差が縮まって、日本車の今後はますます厳しくなりそうだ。

米ビッグ3が巻き返し?

   米調査会社JDパワーの「米国自動車 耐久品質調査」は、発売から3年経った自動車を保有している人約4万6000人を対象に、故障の有無などの不具合の多さを聞いてランキングしている。

   JDパワーによると、2008年版の調査で「レクサス」は100台あたりの不具合指摘件数が120件だった。業界平均は206件で、「ビュイック」は163件の6位、「ジャガー」は178件の10位だった。

   10位以内には、「アキュラ」(ホンダ)、「プリウス」や「カローラ」のトヨタ・ブランド、「アコード」や「シビック」のHONDAが食い込み、Mitsubishiや「インフィニティ」(日産自動車)も業界平均の範囲内に収まっていた。

   それが2009年版では、「レクサス」が126件で3位に転落。首位は、米GMの「ビュイック」が08年の6位から、タタの「ジャガー」は同10位から躍進した。08年に5位につけていた「アキュラ」は7位に後退。08年は上位5位のうち、3社を日本勢が占めたが、09年は2社に。また業界平均が170件のところ、Mitsubishiは185件と平均より不具合が多かった。

   自動車業界全体で品質の改善が進むなかで、GMの「キャデラック」や、フォード・モーターの「リンカーン」や「マーキュリー」といった「高級アメ車」、さらには印タタや韓国のヒュンダイなどが技術力を上げてきた。それによって、日本の強みだった品質の「格差」がなくなってきたわけだ。

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