2019年 12月 6日 (金)

産経新聞「ウェブ面」新設 生き残りかけネットに活路

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ウェブ面創設で既存読者ネット流出の恐れも

新紙面について説明する産経新聞の斎藤勉常務。会見の様子はニコニコ動画で生中継された
新紙面について説明する産経新聞の斎藤勉常務。会見の様子はニコニコ動画で生中継された

   新しいメディアであるインターネットを敵視する傾向が強い新聞業界にあって、産経新聞は「ネットとの連携」にもっとも積極的な新聞社だ。

   07年10月にはマイクロソフトと提携してニュースサイト「MSN産経ニュース」をスタート。特ダネも含めて最新ニュースをウェブにいち早く流したり、裁判傍聴記の詳報といったネット向けの独自コンテンツを掲載したりしてアクセス数を着実に増加。新聞の販売部数では朝日新聞や読売新聞に水を開けられているが、ネットでは逆に一歩リードしているのだ。

「MSN産経の月間ページビュー(PV)は約4億で、産経新聞の主要5サイト(MSN産経・サンスポ・ZAKZAK・イザ!・フジサンケイビジネスアイ)の合計PVは9億5000万。これらの数字は新聞社系ではトップと自負している」(産経新聞東京本社広報部)

   ウェブ面創設も産経らしい取り組みといえるが、ネットに力を入れることが「紙」の新聞の購入につながるとは限らない。むしろ既存読者がネットに流出する恐れもある。今回のウェブ面でも新聞に載った記事はネットにも掲載する予定だが、そうなると「ネットのヘビーユーザーに紙の新聞を読んでもらう」という目的が果たせないのではないか。

   そんな疑問に対して、ウェブ面担当の別府育郎編集長は「難しいと思いますよ」と率直に答える。だが、望みを捨てているわけではない。

「紙の良さを知ってもらうために、(ネットのヘビーユーザーが好みそうな)情報が集積されたページがあるというのは便利だと思う。一度に見られる面積が大きいという紙の良さを知ってもらうきっかけにはなるのではないか」

   記者会見の会場には、Twitter中継で有名なITジャーナリストの津田大介さんもいて会見の様子を中継して(tsudaって)いた。産経新聞の「チャレンジ」について、津田さんは次のようにコメントしている。

「今日の紙面に載ったTwitterの解説記事は分かりやすく、新聞は新しい話題をかみくだいて説明するのがうまいなと感じた。MSNとの提携やアイフォーン(iPhone)アプリの無料提供など、ウェブで一歩先を行く産経がそのノウハウを生かして新しい紙面を作ったのは、うまい試行錯誤だと思う」
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