2024年 5月 3日 (金)

北澤発言でまたまた露呈 鳩山政権の閣内不一致

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菅財務相の「円安発言」に首相が不快感

   閣僚の軽率な発言に鳩山首相が不快感を示した例といえば、菅直人財務相の「円安誘導発言」も記憶に新しい。藤井裕久前財務相のあとを継いだ菅氏は10年1月7日の就任会見で、為替相場について、

「もう少し、円安の方向に進めばよいと思う」

と発言。相場が一気に円安にふれるという混乱を招いた。これに対して、鳩山首相は「政府としては基本的に為替に関しては言及すべきではないと思う」と苦言を呈した。それを受け、菅財務相は

「従来よりも重い立場にあるという自覚が必要だなと、改めて思った」

と釈明したが、内閣が一枚岩でないことを再認識させた。

   閣内不一致といえば、キャスティングボートを握る国民新党の亀井静香代表の「異論」も目立つ。郵政再編をめぐっては、「3社方式」を志向する原口一博総務相の見解に対して、「俺は聞いていない」と反発。政府・民主党が法案提出の準備を進める永住外国人の地方参政権についても、「俺は反対だ」と反旗を翻している。

   閣僚によって意見が異なるのは自然だが、重要な政策について首相と異なる意見を公言するのは、鳩山首相の指導力不足を際立たせることになる。

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