2024年 5月 4日 (土)

拡大する「宅配水」ビジネス けん引役は「LPガス」業者

「ゴミも出ないし、安価」

   また、ペットボトルのミネラルウオーター普及で、すでに個人に「水を買う」習慣が出来上がっていたことも大きい。

「宅配水であれば、スーパーから自分で運ぶ必要もないし、ボトルを回収してくれるのでゴミも出ない。さらに比較的安価で、ウオーターサーバーからは温水も出るし、冷蔵庫の省スペースにもつながる。そういったところにメリットを感じてもらえているようです」(アクアクララ担当者)

   05年2月に設立された同社は今や、全国で80店のフランチャイズを持つ一大事業に急成長した。ちなみに、その約4分の3が「個人顧客」とのことだ。

   反面、LPガスは都市ガスやオール電化との競争で、市場自体が厳しい状況。日本LPガス協会が発表している08年度から13年度まで5年間の、年平均需要伸び率はマイナス3.1%と、減少傾向が予想されている。ガスと水の「両輪」で生き残ることができるだろうか。

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