2024年 4月 26日 (金)

投資マネー流入で史上最高値 金価格さらに上昇気配

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   金相場が1トロイオンス1200ドル超の高値水準が続いている。ギリシャの財政危機をきっかけに欧州全体に広がった債務問題が長期化し、また米経済の回復が鈍化する懸念から、安全資産である金の魅力が高まった。

   米ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は、2010年6月21日に1オンス1264.8ドルを付けて史上最高値を更新。22日も一時1233ドルに反落したが、結局小幅高で終わった。

   金現物を必要とする金ETF(上場投資信託)が欧州で機関投資家を中心に人気で、こうした投資マネーが金価格を引き上げているとの見方もあって、さらに上昇する気配がある。

欧州の機関投資家に金ETF大人気

   イー・ティー・エフセキュリティーズは世界中で金ETFを販売している。同社は2010年6月11日時点で、約113億ドルの金ETF資産残高をもつ。日本の広報担当者は「もともとロンドンが拠点ということもあるが、そのうちの大半を欧州の資金が占める」と話している。

   2週間前(6月7日の週)は1週間で6600万ドルの資金流入があって膨張したが、前週(6月14日の週)は、1オンス1250ドルを付けた時点で「週末にかけて売りが入った結果、資金の出入りはプラス・マイナスゼロでしたが、金価格が上昇した分、資産残高で約2億ドル増えました」。6月18日時点の資産残高は約115億ドルだった。

   投資の中心は機関投資家で、金を保有する手段としてETFを買っている。現物を保有するより、安く効率的に投資できることもある。

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