2018年 5月 22日 (火)

長谷川洋三の産業ウォッチ
仏首相の強気:ユーロレートに懸念持っていない

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「現在のユーロの為替相場は、現在の欧州経済の実情に見合ったものだ。過去に過大評価されたこともあったが、輸出に影響した。ユーロレートには懸念を持っていない。ただフランスとしては金融システムを安定化させ、乱高下を防ぐため、中国、米国、欧州、日本などと協調することを考えている」

   2010年7月16日、東京都内のホテルで開いた在日フランス大使館主催の講演会の質疑の中でフランスのフランソワ・フィヨン首相はこう強調した。

   フィヨン首相はまた日本の非関税障壁に言及。「日本にはいまだに数多くの非関税障壁が立ちはだかっている。特に鉄道分野のような公共市場や、農産物加工品、医薬品などでは、欧州の輸出に障害になっている」と強調。

   「フランスにも素晴らしい高速鉄道の技術があり、互いに競争するのがよい」指摘して、新幹線技術を国際市場で売り込もうとする日本に揺さぶりをかけた。

   もっとも「フランスにはトヨタ自動車やソニー、堀場製作所、東芝、東レのように何十年も前から進出した日本企業があり、投資期間が長期にわたり、雇用を維持し、現地の経済発展に貢献している」とも指摘。「日本の自動車については批判されたこともあるがフランスでは喜びを感じている」と指摘し、「付加価値を加えたうえで、未来に向けた課題に手を携えて取り組むことは重要だ」と結んだ。

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