女子中生が男子便器を「素手」で掃除 「人権侵害では」とネットで大騒ぎ

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トイレ掃除は荒れた学校や、生徒の更正にも役立つ?

   なぜ「素手」なのかといえば「掃除に学ぶ会」の考え方がそうだったからだという。ただ、感染症防止のためビニール手袋をした生徒もいたほか、素手の場合は感染を防ぐ薬のようなものを塗って実施したということだ。今回のトイレ掃除は生徒や保護者にも好評だったが、写真が新聞などに掲載されてから「なぜこんな掃除になったのか」という疑問の電話が学校に寄せられるようになった。

   「日本を美しくする会 掃除に学ぶ会」とはどんな団体なのか。

   今から約17年前にカー用品販売大手イエローハット創業者の鍵山秀三郎さんが創唱した。トイレ清掃の活動を全国に広げ、2007年にNPO法人になった。「トイレ掃除を通じて人間性を高める」ことなどが目的で、これまで10万人以上の人がトイレ清掃に参加。歩道の清掃なども行っている。

   同法人によれば、学校の先生が特に活動に熱心で、10年ほど前から「教師の、教師による、教師のためのトイレ掃除に学ぶ会」が設立され、現在は全国に15ヵ所ある。また、トイレ掃除などを学ぶ小規模の集まり「便教会」も全国数十ヵ所で開かれている。素手でトイレ掃除をするのは、

「便器に付いたぬめりや、細かい汚れは直接手で触らなければわかりにくい」

ためだが、感染症の恐れもあるため、素手に薬のようなものでコーティングしたり、手に傷のある人にはゴム手袋を付けてもらうのだという。大人や先生がトイレの中に直接手を突っ込む姿は驚きと感動で受け止められ、生徒が自分でそれを実践することで違った世界観が得られる、というのだ。

「荒れた学校の修復や、問題生徒の更正にもトイレ掃除は役立っている」

と同法人は胸を張っている。

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