2024年 5月 4日 (土)

「全部ウソだからね。見殺しにしたとか」 押尾被告がマスコミ批判

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「マスコミはウソばっかり書くでしょ。アメリカ進出だとか」

   押尾被告が同誌のカメラマンと記者の姿を見つけると、自分から手を挙げて近づいたといい、記者が声をかけると

「分かってるでしょ、僕がどういう状況か。イジめるようなことは、もうやめてくれませんか?」
「こうしてメディアに話すのは本当に1年ぶりだけど、マスコミはウソばっかり書くでしょ。アメリカ進出だとか、現地でデビューの話とか」

と、マスコミに対する警戒感を隠さなかった。

   さらに、

「全部ウソだからね。見殺しにしたとか。見殺しになんかしてないから」

と、改めて自らの無実を主張した。ただし、誌面で確認できる限りでは、事件直後、押尾被告の知人が繰り返し110番通報するように求めたが、これを事実上無視したことについては、特に具体的な反論はしていないようだ。

   批判の矛先は、マスコミだけではなく、判決内容にも向けられた。

「裁判で僕が話した事実が伝わってないから。マスコミがウソばっかり書くから」

と、控訴理由について従来の主張を繰り返し、裁判員制度の影響について聞かれると、

「うーん、それもあるだろうけど…」

と、裁判員がマスコミ報道の影響を受けたとの見方すら示唆した。

   なお、控訴審は職業裁判官のみが判断することになっており、11年1月にも開かれる見通し。押尾被告は定期的に弁護団とミーティングを行っているといい、1審同様に無罪を主張するものとみられる。

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