2019年 9月 23日 (月)

常勝ユニクロに変調の兆し  ファッション追う路線が失敗

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   ユニクロの国内販売がここへきて失速している。2010年11月の国内既存店売上高は、前年同期比14.5%減と2桁のマイナスに沈んだ。前年割れは4カ月連続。10月のマイナスは1.1%に縮小していただけに「販売低迷は一時的なものとは言えないのではないか」(アナリスト)との見方も出始めている。

   「英語公用語化」などを打ち上げ、世界展開を急ぐユニクロだが、売り上げの9割を占める屋台骨の国内販売が揺らいでいる。

ヒートテック値下げなどで客単価も下がる

   ユニクロは11月、創業感謝祭と称して20~23日に大セールを開催した。早朝から各地で開店を待つ行列ができた初日の20日には、売上高が101億5368億円に上り、「1日当たりの売上高が初めて100億円を超えた」と発表していた。それだけに2桁減には意外感があり、11月売上高発表を受けた東京株式市場ではファーストリテイリングの株価が前日比3%安となった。

   実は今年に入って2桁減は3月(16.4%)、4月(12.4%)、9月(24.7%)に続き11月で4度目。3月の2桁減は2007年9月以来で、今年の失速ぶりがうかがえる。

   販売低迷の要因はさまざまだが、「人々の興味を呼ぶ商品」が店頭に少ないという指摘もある。かつてユニクロの名を世間にとどろかせたのは、90年半ば以降に「フリース」で市場を席巻した時だった。最近では発熱保温肌着「ヒートテック」やブラジャーとノースリーブシャツを一体化した「ブラトップ」で顧客を引き寄せたが、今年はこれといった新機軸、大型商品は打ち出されていない。

   客単価が下がっていることも影響している。11月は8.1%減。ヒートテックの定価は1500円だが、今年は目玉商品として990円で販売する日も増えていることなどが、客単価を押し下げているようだ。新機軸や大型商品がないことの裏返しとも言え、値下げで人を呼ばざるを得ないことが客単価を下げることにつながっている。値下げ競争で客単価の下落に苦しむ牛丼の吉野家のようなことが起きているようにも見える。

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