2024年 5月 4日 (土)

さあ次はみんなの住まいだ! 吉里吉里中でも仮設住宅工事

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   吉里吉里中学校の校庭で仮設住宅の建設工事が始まった。市街地がほぼ壊滅、500人以上が亡くなり、不明者は約1000人(3月28日現在)にのぼる岩手県大槌町。避難者は6000人、中学校も避難所になっている。

   JR山田線・吉里吉里駅の近く。東北人の優しさ、強さ、団結心、独立心をえがいた井上ひさしの「吉里吉里人」の舞台になった土地だ。

   岩手朝日テレビによると28日、県職員の立会いで、建物の基礎を作るために必要な測量や整地が行われ、予定地に工事事務所が設置された。78戸の仮設住宅が建てられる予定で、早ければ4月下旬にも入居を始められるという。

被災のグラウンドに仮の町役場

   三陸海岸の被災地は、海岸まで険しい山が迫っていて、仮設住宅の適地が乏しい。学校グラウンドに建てざるをえないという。

   大槌町は町役場も津波で流され、執務中の加藤宏暉町長がなくなった。町では4月上旬の仮庁舎開設を目指して準備を進めている。今回津波に襲われた大槌小学校の校庭を予定している。「他に用地がない」と、苦渋の決断だった。

   校庭を覆っていたがれきは自衛隊によって撤去がほぼ終わり、27日は整地のための砂利がトラックで次々と運び込まれた。町総務課の平野公三主幹は「浸水域にあるのは分かっているし、不安だが、他に適当な用地がない。いざとなればすぐに高台に逃げられる環境にある」と話している。(岩手日報

宮城だけで住宅被害は数万戸?

   住宅被害の全容はなおつかめていない。河北新報によると、宮城県は28日、初めて県内の住宅被害状況を公表した。全壊、あるいは一部が損壊した住宅は22市町村の計4971棟に上っている。

   対策本部の担当者は「全壊や半壊の被害住宅は最終的に数万戸に上るのではないか」と見積もっている。

   宮城県内では、仙台、石巻、塩釜、名取の各市、亘理、山元両町などで仮設住宅の建設が始まった。震災・大津波から半月。ようやく避難した人たちの住環境づくりが本格化してきた。

   また、福島県いわき市は、市内の雇用促進住宅と民間借り上げ住宅約2300戸を一時提供することにした。渡辺敬夫市長が28日発表した。(福島民友

   早ければ4月中旬から入居ができる見通しで、提供期間は2012月3月まで。家賃は無料。問い合わせは市災害対策本部・一時提供住宅担当(電話246-21-3720、3723、3724)へ。

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