2018年 5月 27日 (日)

長谷川洋三の産業ウォッチ 
シチズン社長の嘆き:不況下の円高進行は日本の政治が原因だ

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「経済が停滞しているのに円高だけが進行している。これはもう日本の政治が原因だというほかない」

   シチズンホールディングスの金森充行社長は2011年7月7日、東京都内で開いた記者懇親会でこう政治の混乱を嘆いた。シチズンの海外売上高比率は約60%で、海外組み立ても進んでいるが、時計のムーブメント(駆動装置)は基本的に日本で生産しているため、円高の影響は大きい。東日本大震災の影響もあり、2012年度に掲げた営業利益率8%以上、営業利益額250億円以上の経営目標の達成も1年程度遅れる可能性が出ている。

   もっとも明るい材料もある。

中国では日本腕時計のブランドイメージ高い

「中国では日本の腕時計のブランドイメージは高い。シチズンの時計は、駆動部分が日本製ということがはっきりしているから、それだけでもプレミアムがつく。大震災で中国人観光客が減り、売り上げにも影響は出ているが、いずれは中国が世界をリードする時代になる。メイド・イン・ジャパンに誇りを持って、一層のブランド戦略を展開していきたい」

   海外市場及びムーブメント市場は今年度も市況回復が続くと見通し、とあって今後に期待していた。

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