2018年 11月 16日 (金)

どうして「セミの声が聞こえないの」 地震の前兆?放射能の影響?ネットで不安の声

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   2011年は例年より早く梅雨明けを迎え、各地で30度を超える真夏日が6月下旬から続いている。とはいえ、まだセミが静かだ。

   中には「朝、少し聞いた」「こっちでは鳴きはじめた」という報告もあるものの、セミ時雨を聞くまでには至っていない。ネットでは「セミが静かなのは大地震の予兆?」「放射能の影響では」と心配している人も多い。

梅雨ごろまでの気温がカギ

セミ鳴かずして夏の到来なし?
セミ鳴かずして夏の到来なし?

   日本本土で見られるセミは約30種。そのうち「セミの大合唱」として親しまれているのは、「ジジジジジ」と鳴くアブラゼミ、西日本に多い「シャンシャンシャン」と鳴くクマゼミ、そして東日本に多い「ミーンミンミンミン」と鳴くミンミンゼミなどが挙げられる。

   セミは土に出てくるまでに6~8年ほど土の中で成長するのだが、九州大の紙谷聡志准教授(昆虫学)によると、特にアブラゼミ・クマゼミには、出てくる年の「春から梅雨にかけて」の気温が影響するのだという。

   気象庁発表の11年3月~5月の平均気温データによると、東京では「8.1度、14.5度、18.5度」、大阪では「8.1度、13.8度、19.6度」で、それぞれ3月4月が平年よりも最大1.3度低かった。「アブラゼミでいえば7月上旬から鳴き始めるのですが、今年は3~4月の寒さが足を引っ張ってしまって、出てくるのが遅れているようです」と話す。直前に温度が上がったから、それに合わせて時期が早まるわけではないようだ。

「あと1週間でセミ時雨になる」と予想

   一方で、セミが夏になっても鳴かないのには大震災の前兆ではないかと懸念する声もある。セミと地震の関係については昔から関連性が指摘されてきたとネット上で話題になっており、古くは1707年の宝永地震、1923年の関東大震災、1995年の阪神大震災の事例が挙げられている。

   その点について京都大大学院の沼田英治教授(動物生理学)は「阪神大震災前年(94年)の夏はセミが静かでした。関係がないと断言はできないものの、まずないと思っていいでしょう」とコメントし、研究者の立場からも「虫が地震を1年前から察知して、というのはまず考えにくい」と話す。放射能についても前出の紙谷氏は影響を否定。「放射能はDNAに作用するので長い目で見たら何かしらあるかもしれませんが、セミがいなくなるようなことはないでしょう」。

   梅雨明けからいち早く鳴くとされているニイニイゼミは、すでに鳴き始めている。

   「『チー・・・』『ジー・・・』と抑揚のない高音で鳴くので、セミだと認識していない人も多いのでは。あと1週間もすれば、にぎやかになるでしょう」。

   7月22日ごろにはセミ時雨になると予想している。

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