2024年 4月 27日 (土)

ふかひれ専門店再建の道のり(7)【宮城・気仙沼発】
ガレキに花を咲かせましょう

(石渡商店)

震災後の4月の終わり頃は、気仙沼も日中は暖かく春を感じる陽気でした。 遠くに見えるのが曙橋です。

震災直後は橋の上も瓦礫があり通行できませんでした。

この4月に、ようやく会社の前から曙橋に行ける道ができました。

車でも通れるくらいで、でこぼこはありますが、ようやく反対側に行けると安心しました。


曙橋の方から会社の方を見るとこんな感じでした。


大川沿いの方を歩いていくと桜が咲いていました。

津波が来ていなければ、大川の桜祭りが行われるはずでした。

夜にはライトアップされ花見客も大勢来たことでしょう。


大川には多数の車が流されていました。


こちらは反町公園です。

瓦礫の一時置き場となっていましたがその周りに桜が咲いていました。

思わず「ガレキに花を咲かせましょう」とつぶやいてしまいました。

(つづく)


「ふかひれ専門店再建の道のり(6)」は、こちら>>

「ふかひれ専門店再建の道のり(8)」は、こちら>>


■被災地応援ファンド参加のお願い

2011年4月25日に立ち上がった、事業の早期再建を目指す被災地応援ファンド内で、5月17日から石渡商店ふかひれファンドも募集を開始しました。当社を含め、7月29日現在11社が募集開始しております。

私たちの会社、工場は津波の被害で失われてしまいましたが、ふかひれ専門店としてふかひれを作る知識と技術は失っておりません。気仙沼のふかひれ加工技術を後世に残すためにもこの災害を技術伝承の試練と考え、私たちは一生をかけてこのふかひれ文化を必ず存続させる思いです。

お客様からの熱烈な応援メール、お手紙、お電話と世界中の大変沢山の方から激励を頂き、私たちのふかひれを皆様が待って下さっている、その声にすぐに応えなければと今現在、事業再開・復興に向け日々努力しております。


   セキュリテ被災地応援ファンド(応援金、手数料含め、一口10,500円から参加いただけます)

   石渡商店ふかひれファンド詳細



ふかひれの石渡商店(宮城県気仙沼市)
サメの水揚げ日本一を誇る気仙沼の地で昭和32年に創業。これまでの54年間、ふかひれ専門店として市場での買い付けから、一般消費者様へ商品をお届けするまで製造加工販売を行ってまいりました。
特許も頂いた独自の技術で作るふかひれは和食から中華店まで幅広い料理店で多くの方々にご支持いただいております。ふかひれラーメンやスープ、姿煮はご家庭で簡単に召し上がれるよう試行錯誤した商品でお客様からもご好評頂いております。
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