2018年 7月 23日 (月)

低身長者集めた中国のテーマパーク 「立派な雇用創出」「見世物小屋」など賛否両論

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   身長130センチ以下の人ばかりを集めたテーマパークが中国に存在する。その名も「小矮人王国」。

   中国雲南省昆明市にあるこのテーマパークでは、彼らの身長に合わせたミニチュアの建造物の中、100人以上の従業員が「国王」「戦士」「妖精」などに扮して来場者を楽しませている。

人権団体は「人間動物園」と批判

   ステージ上で行われる踊り、歌、手品といったパフォーマンスも盛んだ。動画サイトなどで公開されているテーマパークの様子を映した動画を見ると、多くの来場客が興味深く楽しんでいるのが分かる。

   入場料は120元(約1500円)。このテーマパークが2009年9月にオープンすると、欧米の人権団体などからは「まるで動物園だ」「不道徳」などの批判が集まった。

   日本でもネットで話題となり、「倫理的にどうなのか」「立派な雇用創出」「彼らが望んで働いているならテーマパークには問題はない。けれど、成長障害を持ったひとたちを見てなぜ笑えるのだろう」と賛否両論だった。

   欧米のサーカスではかつて、低身長症の人たちを含め、肉体的に奇形を持つ人たちを見世物にした「フリーク・ショー」が行われていたとされているが、現在ではこのようなテーマパークの存在は考えにくい。日本でも過去には、「小人プロレス」と呼ばれた「ミゼットプロレス」が行われ、人権団体などの批判を受けていた。

テーマパーク側「搾取ではない」

   「搾取的な見世物小屋」という批判について、一方のテーマパーク側は「搾取ではない。従業員にはきちんと報酬が支払われ、彼らは快適に暮らしている」などと海外メディアの取材に答えている。

   テーマパークは、不当な扱いを受けることの多かった彼らに仕事と居場所を与えているというのだ。雇用の条件は(1)感染症にかかっていないこと(2)50歳未満(3)130センチ未満の3つだけという。

   ABCニュースでは、「テーマパークで働く以前は、街中でじろじろ見られ、嘲笑されていたが、ここで同じように小さい人たちといることで、他人がどう見るかなんて気にしなくなった。以前は家にひきこもりがちだったが、いまはとても幸せだ」という女性従業員の声も紹介している。

   サイゾーのウェブ版には11年7月25日、このテーマパークの現地レポートが掲載された。「ショーとしてレベルが高いとは言えないものだったが、彼らが小さな体を精一杯動かすたび、観客からは感嘆と嘲笑が入り交じったような声が上がっていた」という。

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