2024年 4月 30日 (火)

「世界では国籍変更ごろごろ」 為末大の猫ひろし問題解説が論議

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「だから何って感じ」などと、批判は依然多く

   為末大さんのツイッター解説について、ネット上では、様々な論議が出ているようだ。

   陸上界で国籍変更が度々あることに驚く声とともに、「日本でぐちゃぐちゃ言うことなのかねぇ」「騒いでいるのは何も知らんやつだけだろ」との感想もあった。一方で、為末さんが倫理的な是非論を避けたため、「だから何って感じだけど」「猫とは全然話が違う」「五輪使って遊ぶなや」と、依然として猫ひろしさんに批判的な声も多い。

   ただ、オリンピックでは、その存在意義をなくすことになりかねない選手の国籍変更に対して、ますます厳しくなっているようだ。

   巨額の移籍金で有力選手を買ったケースが問題になって、国際陸連は2005年に、国を代表した経験のある選手は、国籍変更後3年間は代表になれないと規定を強化した。ところが、経験がない有望選手を青田買いするケースが出てくるようになって、12年の規定変更で、こうした選手にも縛りがかかるようになった。

   猫ひろしさんの場合は、国籍取得が11年10月とまだ1年が経っておらず、カンボジアに1年以上住んでいた実績がないため、国際陸連の特別承認が必要になる。しかし、それには重大で意義深い理由が必要とされ、カンボジアのオリンピック委員会が陸連から説明を求められていると報じられた。

   さらに、同じカンボジア国籍のライバル、ヘム・ブンティン選手(26)にもタイムを越され、その出場理由が疑問視されている。ブンティン選手は、カンボジア陸連などとの確執から出場は難しいとされているが、それでもほかの陸上競技に五輪枠が移る可能性があり、猫さんがピンチであることに変わりはないようだ。猫さんは4月16日のテレビ番組で、オリンピック委員会からの連絡を待つしかないと言いながらも、「苦しい」と胸の内を語った。

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