2024年 4月 24日 (水)

大阪市「入れ墨職員」は分限か異動 除去手術「はがき大で50万円」

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

入れ墨対応、街の声は支持・不支持半々

   5月17日放送の「スッキリ!!」(日本テレビ系)では、橋下市長の「入れ墨アンケート」を支持するか、しないかの街頭アンケートの結果を放送した。大阪で30人に聞いたところ支持が13人、不支持が13人、どちらともいえないが4人だった。東京・新橋のサラリーマン25人では支持が15人、不支持が10人。渋谷の若者25人では支持が13人、不支持が12人だった。不支持の理由は「一律に処分するのは反対」「分限免職は処分が重すぎる」というものだった。

   また、仙台市の奥山恵美子市長は5月16日の定例会見で、「公務員は多くの市民に接するのが仕事なので、市民が不快感を覚えるようなら考えなければならないが、入れ墨が即悪いということではなく、それを楽しむ文化もあると思う。程度の問題で、良識に沿って身だしなみを整えればよいのではないか」と話した。入れ墨をそこまで問題視する必要があるのか、と見る人も少なくないようだ。

   とは言え橋下市長は「原則は消してもらう」と話すなど、一貫して毅然とした態度で臨む姿勢を示している。大阪市職員はこれまで通りに仕事をするには入れ墨を消す必要がありそうだが、簡単に消せるものなのだろうか。

   美容整形大手の高須クリニックに聞いてみたところ、若者の間でタトゥーがブームになって以来、除去手術に来る人は年々増えているという。除去費用はレーザー手術の場合が1cm四方で1万500円から、切除縫縮手術の場合が1cmあたり2万6250円から。大掛かりな入れ墨を消す場合、剥削手術がハガキ大サイズで52万5000円、皮ふ移植がハガキ大サイズで63万円と高額になってくる。除去手術の最中は麻酔をかけるので痛みはないが、術後に傷が痛むことはあるかもしれないという。1度の手術で完全にきれいになるというわけでもなく、何度か通って除去していくという場合が多いようだ。

1 2
姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中