2024年 5月 6日 (月)

ハイブリッド設定なしで カローラは生き残れるのか

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大型化を続けてきた歴史に別れを告げる

   その代わりに選ばれたのはヴィッツなどと同じBプラットフォーム(車台)を使って、コンパクトなサイズに仕上げること。旧型比で全長は5~6センチメートル短くなった。すでに旧型から、幅広な海外向けと5ナンバーサイズの国内向けで造りを変えていたが、新型は完全に国内のダウンサイジング志向を意識した商品に生まれ変わった。

   ディーラーは「これまでのカローラが立派すぎ、原点を見失っていたのかもしれない」と、新型の拡販にみずからを奮い立たせるかのように話す。実際には「HVがこれだけ売れている中では相当厳しい」というのが本音だ。

   また、ユーザーの平均年齢は60歳を超えており、先細りも心配材料になっている。ただ、大型化を続けてきた歴史に別れを告げ、セダンのアクシオに1300ccを復活させた方向性にはディーラーも賛成している。カーテンシールドを含む6エアバッグ、オートマチックハイビーム、ドライバー視野の拡大など安全性も高められている。「使い勝手のいいコンパクトな車としてシニア層以外にも浸透できれば」とディーラーは期待をかけている。

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