2024年 5月 3日 (金)

藤岡一郎学長に聞く
「ミツバチ」で具現化する「むすびわざ」の力 建学の精神に立ち戻る京都産業大学

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「ミツバチ」には多面的な広がりがある

創立50周年スローガンとロゴマーク(「むすびわざDNAプロジェクト」始動宣言式典で)
創立50周年スローガンとロゴマーク(「むすびわざDNAプロジェクト」始動宣言式典で)

―― 「プロジェクト」の中核的な存在として「KSUフューチャーセンター」構想を立ち上げました。

藤岡学長 「フューチャーセンター」は「むすびわざDNAプロジェクト」のプラットホーム、基盤です。京都産業大学は京都・神山を集中拠点とする総合大学です。その利点を生かします。大学内の学部や部署、教員や職員、学生の立場を越えて、さらには企業や行政、地域をも巻き込んで、知恵や情報を集積し、「フラット」に議論できる空間、場所になります。

―― 具体的にはどんな取り組みを。

藤岡学長 新しい教育モデルを開発する「未来型授業開発プロジェクト」、学生寮を通じた人づくりの教育寮としての施設やプログラムの充実を図る「寮教育強化プロジェクト」、国語力の低下を解決する方法を探る「多読ラーニングプロジェクト」に、「ミツバチプロジェクト」があります。
   この4つをスタートしますが、寄せられたアイデアは数百にのぼりました。そこから50プランにしぼって、この6か月間にワークセッションの場で教員と職員が対等に議論してきました。そういったプロセスを経験しただけでも、大きな成果だと思っています。

―― 「ミツバチ」とはユニークですね。

藤岡学長 ミツバチにはいろいろな広がりがあるんです。2012年6月に「ミツバチ産業科学研究センター」を設置して、ミツバチとハチミツの研究をはじめたのですが、それを通じて多面的な広がりがあることがわかりました。養蜂産業の活性化や都市の緑化にも貢献できます。
   近年、国内のミツバチが不足していることがニュースになりましたが、安定したミツバチの生産システムや困難とされる品種改良を行ったり、ハチミツの糖尿病改善作用の研究を進めたりしています。
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