2024年 5月 9日 (木)

「無口な人」と思われたまま死亡の例も 取り残されがちな被災障害者を支援【宮城発】

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施設職員の意見を踏まえて一流デザイナーが審査

実際に作業をする施設の職員も参加し、障害のある方が「作れるかどうか」をじっくり検討しました。左から、「一寿園」の棟方義久さん、「パルいずみ」の水落美紀さん、伊藤敏江さん、「みやぎセルプ協働受注センター」の武井博道さん(2013年3月13日)
実際に作業をする施設の職員も参加し、障害のある方が「作れるかどうか」をじっくり検討しました。左から、「一寿園」の棟方義久さん、「パルいずみ」の水落美紀さん、伊藤敏江さん、「みやぎセルプ協働受注センター」の武井博道さん(2013年3月13日)

   全国から 380ものアイディアが寄せられ、3月13日に審査会を東京都内で開催。奥山清行氏(KEN OKUYAMA DESIGN 代表)や名児耶秀美氏(アッシュコンセプト 代表取締役)、沼田真親氏(ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング クリエイティブディレクター)、柳沼周子氏(All About スタイルストア チーフバイヤー)といった著名なデザイナーの方々などに審査員を務めていただきました。製造を担う施設職員の方々も参加し、その意見をふまえつつ優秀作品を決定。今後、施設で製造するための支援とともに、商品の販売先の開拓も進めていきます。


   精神障害のある方々がアクセサリーの製造を行っている社会福祉法人緑仙会「パルいずみ」(宮城県仙台市)の職員の菅原めぐみさんも、審査会に参加。「作りやすさを第一に考えてくださった多くのアイディア、見たこともないステキなデザインは本当に刺激的でした。審査員の方々は熱心に選考していらっしゃいました。利用者とともに良い製品を作って、その熱意に応えたい。これからは私たちの番です」と意気込みを話してくださいました。


   障害のある人にやさしい復興は、すべての人にとってやさしい復興です。今後も、復興支援の計画・立案・実行段階から障害当事者に参画してもらえるよう、企業や行政、施設の方々との調整・連携を強化し、活動を続けてまいります。


   コンペの優勝作品は、4月上旬に「アートクラフトデザインアワード」のホームページで発表予定です。


   >>アートクラフトデザインアワード



AAR Japan[難民を助ける会]
1979年、インドシナ難民を支援するために、政治・思想・宗教に偏らない市民団体として日本で設立された国際NGOです。
2011年3月11日に発生した東日本大震災を受けて、地震発生当日より活動を開始。宮城県仙台市と岩手県盛岡市に事務所を構え、緊急・復興支援を行っています。
活動にあたっては、特に支援から取り残されがちな障害者や高齢者、在宅避難者、離島の住民などを重点的に支援しています。食料や家電などの物資の配布、炊き出し、医師と看護師による巡回診療など、多面的な活動を続けています。
■ホームページ http://www.aarjapan.gr.jp
■ツイッター  http://twitter.com/aarjapan
■facebook  https://www.facebook.com/aarjapan

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