2024年 5月 2日 (木)

「ハフィントン」オープン1か月 アクセス伸び悩み目立つ

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「こんなもんロイターのサイトいって読めばいいだけです」

   また、ヤフーのリアルタイム検索でハフポが話題になった回数を調べてみると、5月15日にはサイト立ちあげ関連の話題で300件以上ヒットしたが、5月25日以降は100~50件。やはり同様の傾向だ。

   だが、6月11日には、書き込みの数が急激に増えている。皮肉にもこれは、アルファブロガーの山本一郎氏が、

「ハフィントンポストとかほんと何だよ。朝日新聞は目を醒ませよ。」

とハフポをけなす論評記事を掲載したのが理由だ。山本氏は、ロイター通信から配信した市況記事を大きめに掲載していることを、

「こんなもんロイターのサイトいって読めばいいだけですよね。他にも経済や市場の記事はいっぱいあるし」

と非難。7月16日には、松浦茂樹編集長と「LINE」の田端信太郎氏の対談イベントが計画されているが、このことについても

「『ほうほう凄いですね。で、どれだけアクセスあるんですか』とか『なるほど、そういう仕組みを考えているんですね、素晴らしい。で、どれだけ読まれているんですか』などと壇上で煽られて寒い空気が充満する、そんなセッションになること請け合いじゃないですか」

と冷やかした。

   要は「売り」が何なのか、はっきりしていないのだ。

   ただし、ハフポでは、「ネガディブな意見が淘汰され、前向きなコメントが集約される」仕組みの実現を目標として掲げている。この点では、「ハフポはコメント欄の状況によって評価されるべき」だとの考え方もできる。例えば、上田秀明・人権人道大使が「シャラップ!」と叫んだことを報じる記事には多くのコメントがついているが、ヤフーなどに比べると「荒れ具合」が少なくも見える。

   ただ、日本の今の「アクセス至上主義」的な傾向からみると、こうした点だけで媒体評価が高まるかは疑問だ。

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