2019年 9月 20日 (金)

民間人校長の不祥事はなぜ起き続けるのか 今度は高校校長がスーパーで万引き事件

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校長を目指している教員から強い嫉妬を受ける

   推薦にも問題があり、いきなり会社から「君を推薦したい」と伝えられる場合がある。もちろん教育に興味があって喜ぶ人もいるが、「左遷」と感じる人もいる。知らない職場に自分の意思とは違った形で行くわけだから何をすればいいのかわからず、これが「不協和音」の始まりとなるようだ。

   公募の場合はこれまでの自分のキャリアを捨てる覚悟が必要で、それができる人は期待できるが、体のいい「転職」と思っている人もいる。そして、一般企業と教育現場は組織や思考が全く異なり、今まで自分を育ててきた企業の論理を持ち込むと、トラブルのもとになる。

   学校では生徒や先生たちに加え、PTAといった組織や地域住民とのつながりといった人間関係が錯綜し、やらなければならない仕事が山積みだ。さらに、外部から来た校長ということで、同僚であるはずの教職員の見る目は厳しく、校長を目指している教員からの強い嫉妬もある。

「ある小学校の民間校長は毎朝校門に立ち生徒たちに挨拶をしていたのですが、その校長が校門を通る先生方におはようございますと挨拶をしたところ、ほとんどの先生がそれを無視していていまして、私はそれを見て驚き、民間校長は気の毒だなと思いました」

   大阪市では民間校長の不祥事が続いたことで、15年春の校長採用経費2800万円を削ることを決めた。民間校長制度は継続させる予定だが経費がない以上どうやって採用するのか、と市の教育委員会は悩んでいる。

「大阪市の採用は限りなくゼロに近付くと思います。そもそも民間で活躍した人が大学教授になるのはわかりますが、同じ教育といっても学校の校長は全くの別物であり、人選によほど気を付けなければ民間校長によるトラブルは続いていくと思います」

   前出のジャーナリストは悲観的だ。

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