2024年 4月 26日 (金)

朝日「吉田調書」誤報の真相 社内でも事前に多数「異論」出ていた

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他部署の指摘を「命令があったことは複数の東電内部資料で裏付けられている」と突っぱねる

   見解では、5月20日の誤報が掲載されるまでに、社内からさまざまな疑問が出されていたことが明らかになった。

   記事は、「震災時、原発取材にあたり、その後の異動で特報部の次長や、特報部の取材チームへの応援記者として活躍していた」という2人の取材記者が執筆。原稿をチェックしたデスクも「手抜き除染の取材チームを率いるなど、特報部内での実績を重ねていた」。

   5月18日に行われた科学医療部、政治部との打ち合わせでは、科学医療部側から、

「所長命令にどの程度強制力があるのか、位置づけがはっきりしない」 「『違反』と言っていいのか」
「『指示に反して』や、『意に反して』ではどうか」

といった疑問が出たが、担当デスクは、

「所長命令があったことは複数の東電内部資料で裏付けられている」

などと説明。

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