2024年 4月 19日 (金)

「誰かに追われていた」のはなぜか 秋吉久美子の長男がナゾの転落死

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   女優の秋吉久美子さん(60)の長男(35)が、東京都港区の大学病院で転落死していたことが分かった。防犯カメラには、そのナゾめいた動きが一部映されていたというのだ。

   「そのように聞いています」。秋吉久美子さん所属のホリプロでは、J-CASTニュースの取材に対し、転落による事故死の事実は認めた。

近くの工事現場の作業員のカバンを持って走る?

ブログではまだ言及はなく(2月12日夕現在)
ブログではまだ言及はなく(2月12日夕現在)

   それによると、秋吉さんの長男は、2015年1月10日深夜に病院内の非常階段から転落して3日後に遺体となって見つかった。1か月も経って転落死が発覚したのは、週刊文春が2月12日発売号で報じたことがきっかけだ。

   文春の記事によると、長男が転落したときの様子は、病院敷地にある防犯カメラ3台に映っていた。長男は、2つの黒いカバンを両手に1つずつ持って、玄関前を走って裏に向かい、いったん表に戻ろうとした。しかし、照明を避けるように、また裏に向かい、地下へ降りる非常階段まで来てその上を動いたように見えたところで映像から姿を消した。

   記事では、捜査関係者の話として、遺体が見つかった状況から、長男は、柵を乗り越えて非常階段に飛び移ろうとして、9メートル下の地下まで転落したのではないかとした。この関係者は、「誰かに追われているようにも見えた」と話していたという。だとすると長男は深夜、何をしていたかのか、不可思議だ。

   転落して3日も気づかれなかったのは、普段は人が通らず警備員でさえ見回らないところだったからだそうだ。

   カバンの1つは長男のものだったが、もう1つは、病院近くの工事現場の作業員が持っていたものだった。病院関係者の話によると、この作業員は、「いつの間にか、なくなっていた」と漏らしたという。

「プライバシーに関わることで、お答えできない」

   秋吉さんは、一人息子を亡くして憔悴しているというが、長男は、母親と一緒に過ごした時間は必ずしも多くはなかったらしい。

   秋吉さんは1979年に、「太陽がくれた季節」の大ヒットで知られる3人組フォークグループ「青い三角定規」の岩久茂さん(65)と結婚した。会見では、妊娠していることも明かし、「本当に私もう卵で産みたいくらいです」の発言で話題になった。

   しかし、10年後に岩久さんと離婚し、長男は、離婚前から福島県内にある秋吉さんの実家に預けられていた。その後は、アメリカの高校に進学し、秋吉さんが26歳年下で長男より1歳下にもなる映像クリエイターと再婚するなどしたため、一緒に生活する時間は限られていたという。

   今回は、一体どんな経緯があって転落死してしまったのか。

   ホリプロに取材すると、「プライバシーに関わることですので、お答えできないです」(宣伝部)と詳細を明らかにしなかった。事故現場の大学病院では、「その件では、一切お答えできません。警察に聞いてみて下さい」といい、警視庁の広報課でも、「発表事案ではありませんので、回答はしていません」と取材にコメントし、経緯などは分からなかった。

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