澤の結婚相手は誰だ――。女子サッカー界の「生きるレジェンド」こと、なでしこジャパンMFの澤穂希選手（36）が結婚を電撃発表した2015年8月11日、インターネット上にはこうした声が続々とあがった。澤選手は直筆コメントの中で10年来の友人である30代の一般男性とだけ説明。名前や顔写真の公表は控えるとしていたが、翌12日付のサンケイスポーツが元Jリーガーの辻上裕章さん（38）であることをスクープすると、澤選手もこれを認めた。高校時代を米国で過ごしているだけに英語も堪能公表プロフィールや報道をまとめると、辻上さんは1976年8月生まれの群馬県出身。米国の高校を経て早稲田大学に進学し、2000年にベガルタ仙台に入団した。クラブではDFとしてプレーしていたが、1年で現役を引退し、その後は柏レイソルや日本サッカー協会などで働いた。古巣であるベガルタ仙台に戻ったのは2013年のことで、現在は強化・育成部に籍を置いている。高校時代を米国で過ごしているだけに英語も堪能といい、12年のロンドン五輪ではサッカー男子代表の広報担当を務めていた。また、08年から10年までは共同通信に出向し、ロンドン支局で現地特派員をしていた経験もある。12日の「情報ライブミヤネ屋」（日本テレビ系）では、女子ゴルフの宮里藍選手がフランスの大会で優勝した際の原稿も書いていたと紹介した。身長は175cm。澤選手とは約10cmの差がある。外見はトレードマークだという囲みひげがよく似合う少し強面の「イケメン」だ。澤選手は7月22日収録の「モーニングバード」（テレビ朝日系）のインタビューで「顔の濃い人がいい」と話し、例として俳優の北村一輝さんを挙げていた。北村さんにはかなわないものの、辻上さんも十分に「濃い顔」である。1番好きなところ聞かれ「たくさんある」直筆メッセージでは「私の良き理解者であり、何事に一生懸命に全力で取り組む彼の責任感の強さに惹かれました」と綴っていた澤選手。12日昼には報道陣に「頼りがいがあり、自分自身をさらけ出せる友人の1人だった」と語った。一番好きなところについて聞かれると「たくさんある」と迷いつつも「嘘をつかず、誠実で責任感の強い男らしいところが好きです」とのろけ、「すてきなだんなさまです」と笑顔をみせた。責任感の強さや誠実さは仕事をする上でも変わらないようで、スポーツ紙や夕刊紙にも「温厚な人柄」「頼れる兄貴っぽい人」「いつも胸を張って堂々としていた」「行動力もバツグン」といったサッカー関係者らの証言が並ぶ。外見だけでなく内面も「イケメン」のようだ。なでしこのエースと元Jリーガーの結婚とあり、早くも「2世」に期待する声もあがっている。澤選手は「一緒に時間を過ごしていくなかでできたらうれしい」と語っていたが、自著「夢をかなえる。」（2011年刊行）では、「子どもはできれば男の子がほしいです。しかも3人ぐらいほしいなって思っています」と強い子作り願望も明かしていた。同著では「子どもがスポーツをやってくれたら、できるだけそばで応援してあげたいです」とも語っており、日本中が「2世」の活躍を応援する日が来るかもしれない。
記事に戻る