2019年 1月 21日 (月)

凍結療法で米女性が「凍死」事故 ブームの落とし穴にセレブも凍りつく?

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   全身に超低温の冷気を吹きつけることで筋肉痛を抑えたり、疲労を回復させたりする凍結療法(クライオセラピー)で、女性が「凍死」する事故が起き、2015年10月28日、米当局が調査を始めた。

   凍結療法はスポーツや美容の面で効果があるとして日本にも上陸しており、安全性が課題になりそうだ。

  • 女優リンジー・ローハンも凍結療法を試した (C)FAMOUS.uk.com
    女優リンジー・ローハンも凍結療法を試した (C)FAMOUS.uk.com

電話ボックス大の凍結療法装置内で「カチコチ」に

   事故が起きたのは米ネバダ州ラスベガスにある美容サロン「リジュブナイス」。10月初め、同サロンのマネジャーのチェルシー・エイクサルバシオンさん(当時24歳)が電話ボックス大の凍結療法装置の中で死んでいるのを出勤してきた同僚が見つけた。発見者によれば、チェルシーさんは「カチコチに凍っていた」という。

   前日の勤務終了後に疲れをとろうと装置に入ったとみられ、地元警察は「操作ミス」が原因として捜査を打ち切った。しかし、凍結療法装置は規制がないのが現状で、ネバダ州当局は「安全面での調査を開始する」と発表した。

サッカーのロナウドやハリウッドセレブも愛用

   凍結療法は、もともとは関節リウマチの治療や筋肉痛の改善のために開発された。液体窒素を気化させ、サウナ状の装置の中で零下110~150度の冷気を数分間体に吹きつけて冷やす。全身を一気に冷却させると血管が収縮、その後、血管が元に戻ろうと急速に膨張するため血流が促進、体の中の老廃物や疲労物質を流す。プロ野球の投手が肩を氷などでアイシングする原理をさらに強力化したものだ。

   サッカーのクリスティアーノ・ロナウドやNBAのレブロン・ジェームズが自宅に装置を持っているといわれ、2014年10月に韓国仁川で開かれたアジア競技大会では、日本代表選手団が装置を持参した。筋肉だけではなく、新陳代謝がよくなるため美肌効果もあるといわれ、ハリウッドセレブの間でも広がり、2015年7月に女優のリンジー・ローハンがビキニ姿で装置の中に入る姿がニュースで流れた。凍傷よけにマスクと手袋、靴下を身に着ける以外は、ほとんど裸で冷気に当たるのだ。日本にも2014年ごろから都内の美容クリニックで導入するところが出ている。

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