キムタクは仲間より出世を選んだのか 「解散」めぐる立ち位置と「40代の岐路」

「恩人」を裏切った人を幹部にはしない...

   一方、「キムタク」やジャニーズ事務所に対して辛らつな声も少なくない。

「SMAPそれほど好きでもないが、ジャニーズの印象が悪くなったことは間違いない」
「キムタクの最低度合がホントの意味でやっとわかった」

などの声がそれだ。

   SMAPの5人も、10～30代の若いときであれば事務所を辞めることなど考えもしないで、ただ前を向いて突っ走ってきたのだろうが、人気も実力もついて、40代という「岐路」に立ったことで、今後の事務所での身の処し方が頭をよぎったとしても不思議ではない。それは一般企業に努めているビジネスパーソンの抱える悩みと同じようなものかもしれない。

   企業アナリストの大関暁夫氏は、ジャニーズ事務所がオーナー企業であることから、「社長のかわいがっている人が幹部になることがないとはいえません」としながらも、企業マネジメントの観点からいえば、「もしキムタクが将来、ジャニーズ事務所の幹部になりたくて4人を裏切ったのであれば、それは『まったく違う』と言いたいですね」という。さらに、「たとえ、会社のためだったとしても、恩人ともいえる人（元マネージャー）を裏切った人を大きく評価することはないでしょう」と、きっぱり。

   インターネットにも、

「慕ってるメンバーも誰もいない、人望もないのに幹部が務まるかよ。下の者が付いてこない上司ほど無能なヤツはいない」
「20年以上一緒に活動していた仲間をあっさり裏切るようなヤツを幹部にするかねぇ」

といった声が寄せられている。