2024年 4月 27日 (土)

ゲーセンは高齢者のためにある 暇つぶしどころか脳活性化の場に

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ゲーセン仲間との交流が好影響

   テレビゲームのみならず、ゲームセンターのアーケードゲームにも脳への好影響が期待できる。

   新潟県で接骨院を営む荒井紀久代さん(77)は、休日の息抜きにクレーンゲームを楽しんでいる。ある日は2時間で30個もの景品をゲットした。

荒井「難しければ難しいほど、やりたいなぁ!という気持ちが出る」

   諏訪東京理科大学共通教育センター・篠原菊紀教授によると、クレーンゲームをやる時、脳の前頭葉で計画を立て、頭頂葉で空間を認識している。この2つの連動は加齢とともに衰えてしまいがち。クレーンゲームは頭の体操になるのだ。

   荒井さんにも脳年齢チェックテストを受けてもらうと、40代相当と、こちらも実年齢よりかなり若かった。

   お金をかけたくない人は、「ゴミ投げ」でも同じ効果が得られる。

   丸めたティッシュや紙を、入るか入らないかギリギリまで遠ざけたゴミ箱めがけて投げる。目標物との距離をはかるのが脳への刺激となる。

   愛知県のあるゲームセンターでは、平日の昼間、多い時で40人のシルバーゲーマーが集まり遊んでいる。

   メダルゲームに興じる80歳女性「脳の病気をしていて、手首を動かすといいと言われ、リハビリのために来ている」

   ここで知り合ったシルバーゲーマー同士で仲良くなり、お花見やカラオケなど、外での交流もするようになったそうだ。

東海大学医学部健康管理学・西崎泰弘教授「ゲームセンターが高齢者の憩いの場になっているのは、楽しく健康的に長生きするために非常に良い」

   他人と楽しく関わることで、認知症やうつの予防、社会性の維持などが期待できる。

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