2024年 4月 27日 (土)

えっ、広島カープの新井選手がまさか... デイリー記事で「勘違い」続出

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   元プロ野球選手の山本一義氏の訃報を受け、デイリースポーツが2016年10月4日に配信したウェブ版記事の「書き出し」が、インターネット上で「紛らわしい!」と物議を醸している。

   記事は、故人と親交があった広島東洋カープ・新井貴浩選手が今回の訃報を受け、改めて「日本一」への思いを新たにするという内容だ。しかし、この記事の読者からは「新井さんが亡くなったんかと思った」「勘違いする」との反応がツイッターなどに相次いでいる。

  • カープ優勝の立役者に向けられた「勘違い」とは…(画像はイメージ)
    カープ優勝の立役者に向けられた「勘違い」とは…(画像はイメージ)
  • カープ優勝の立役者に向けられた「勘違い」とは…(画像はイメージ)

「亡くなったんかと...」

   4日朝に公開されたデイリーの記事は『新井、誓った 恩師・山本一義さんに捧ぐ、追悼の日本一!』との見出しだったが、「書き出し」が、

「広島・新井貴浩内野手(39)が3日、尿管がんのため9月17日に死去していたことが明らかになった元打撃コーチでOBの山本一義氏(享年78)の訃報に...(後略)」

となっていた。要するに、「新井選手が山本氏の訃報を知った」ことを書き表した文章なのだが、新井選手が主語として書き始められていることから、

「まるで新井さんが尿管がんで死んだかのような書き方」
「最初だけ読んだら確実に間違える」

との指摘がネット上に相次いで寄せられた。

   ツイッターやネット掲示板には、

「は?新井さん亡くなったの?」
「一瞬マジかと思ったわ 書き方おかしいやろ...」
「こういうの心臓に悪いからやめてほしい」
「紛らわしい書き方ですよね、読んだ刹那走馬灯のように新井さんの顔が思い浮かびました...」

との書き込みが数百件単位で上がっている。そのほか、「新井さんを主語にしたいのは分かるが」「仮にもプロの記者がこれでええんか...」といった投稿も数多く出ている。

記事冒頭だけが抜粋されて「拡散」

   一応、見出しからは、山本さんの訃報を扱った記事だと読者が分かるようになっているが、ネット上では記事冒頭の文章だけを抜粋した形で「拡散」されたこともあり、今回のような「勘違い」が広まっていったようだ。

   なお、9月17日はプロ野球のシーズン中で、同日の試合には新井選手も出場しヒットを放つなど元気な姿を見せていた。この事実と今回のデイリー記事の文章を絡めて、

「9月18日以降の試合に出ていた新井さんは誰だったんですかね...」

と面白がる声もネット掲示板などには複数出ていた。

   今回のデイリー記事の「書き出し」は、5日13時時点で修正されていない。

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