2024年 5月 3日 (金)

【男の相談室】腎臓結石騒動その後(前編) あっけない結末「あの苦しみは何だったの」

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腎臓にある「小さい石」の間に追い出せないの

   数日後、再診のため病院を訪れた。患部のX線写真を撮影したが、何も見当たらない。そこで医師に、持参した「石」を見せたところ、「あ、これですね。出ましたか。よかったですね」と言われた。間違いなかった。

   あっさり一件落着となったが、前回の診察時に「一度結石ができると、繰り返しやすい」と指摘を受けた点が気になった。そうでなくても今回が2度目。シュウ酸を含む食品は控える、水を多く飲み続ける、は習慣化していくつもりだが、それでも再発したら――。

   今回は発症前に、会社の健康診断で3年ほど前から腎臓に石が写っていた。そこで、こうたずねてみた。

記者「石が小さいうちに、腎臓から体の外に出せないんですか。小さければ痛みも少ないと思うのですが」
    医師「残念ながら、それはできません。腎臓にとどまり続けている限りは、痛みは出ません」
    記者「一生腎臓に居座り続けるケースも、あり得るのですか」
    医師「ええ、でもケースバイケースですね」

   結局、早期に自力で石を追い出すのは不可能のようだ。痛みが伴わない微小サイズのうちに出てきてくれるか、一生出てこないか、いずれかにしてくれと願うしかないのか。

   記者の場合、1か月程度で解決したのは不幸中の幸いだったが、周囲に話を聞くと腎臓結石の痛みを経験した人は意外に多く、男性が圧倒的だ。しかも自然に排出されず、装置を使って衝撃波を当てて石を破砕したケースもあった。

   いつ出てくるか分からないまま待ち続けるより、粉々にしてもらった方が早く解決できると思ったが、取材すると気軽に受けられる治療でもなさそうだと分かった。次回、破砕の体験を紹介したい。

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