2024年 4月 30日 (火)

手足の「冷え」つらくて眠れない 日常生活の見直しで改善しよう

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【とくダネ!】(フジテレビ系)2017年1月31日放送
「あなたは何型?冷え症『4タイプ』」

   寒さが厳しい冬は、体の冷えに悩まされる季節でもある。番組が街頭でインタビューした女性たちは「足先が冷える」「カイロが逆に冷たくなる」と明かし、ひとりの男性も「寝つけない、目が覚める」とつらさを告白した。

   冷え症には、4種類のタイプがあるという。簡単な見分け方と対処法が、スタジオで紹介された。

  • 冷え性の女性の足は重装備
    冷え性の女性の足は重装備
  • 冷え性の女性の足は重装備

自分で冷える原因をつくっていないか

MCの菊川怜「私はこの時期、冷え症に悩んでいます」

   同じ悩みを抱える女性は多いだろう。だが北里大・東洋医学総合研究所の伊藤剛医師はこう指摘する。

伊藤医師「自分で冷える原因をつくってしまっている方が多い。生活習慣を変えれば、女性でもかなり改善できます」

   番組の森本さやかアナが、伊藤医師のもとを訪ねた。本人は冷え症の自覚は全くない。早速診断が始まった。

   まず脈拍を測ると、正常だ。次に手足をはじめ、全身の温度を詳しく計測した。すると足の裏が26.9度と低めだった。通常なら31度以上だと伊藤医師。しかも、体の他の部分と比べても著しく低温だった。

   今度は触診で、血流をチェック。すると、左足の小指辺りを刺激された森本アナが、「痛い」と顔をしかめた。伊藤医師がそれほど力を入れていないのに痛みを感じたのは、血流が悪い証拠だという。

   結果、森本アナは「下半身型冷え症」の予備軍だと診断された。伊藤医師はこう警鐘を鳴らした。

伊藤医師「10年、20年、そのまま放っておくと足の冷えを強く感じるようになるかもしれません」

   最新の研究によると、冷え症には以下の4つのタイプがあるという。

(1) 手や足の先だけが冷える「四肢末端型」
(2) 中高年男女に見られる「下半身型」
(3) 小太りの人がなりやすい「内蔵型」
(4) 自覚症状がない「全身型」

食事、体温計測、入浴で工夫を

   スタジオでは、医療ジャーナリストの伊藤隼也氏が考案した、冷え症4タイプのチェックシートが紹介された。普段の手足の冷えの状態から発汗量、食事量、冷えやすい部分、冷えを感じた時の症状と質問は5つで、それぞれ回答はA~Cのなかから選ぶ。5問を終えてA、B、Cのどの答えが多かったかで、自分がどのタイプが分かるというのだ。

   菊川は、Aの答えが最も多かった。普段は手足が冷たく、汗をあまりかかず、冷えやすい部位は手足の先、という内容だ。4タイプのなかで該当したのは「四肢末端型」。思わず「想像どおりでした」と菊川。

   コメンテーターの中江有里は、5問中4問でBを選んだ。普段は足だけ冷たく、汗をかくのは上半身、食事量は普通で、冷えやすいのはふくらはぎや足先という。中江の場合は「下半身型」に該当した。

   伊藤氏は、四肢末端型は筋肉量が少ないので、筋力トレーニングをするよう勧めた。主な原因に、過度なダイエットがあるという。食事の量を増やすのが、改善への道だ。

   下半身型は長時間のデスクワークに人に多く、お尻が硬直して血流が悪くなる。下半身のこりをほぐすところからはじめよう。

   最後に伊藤氏が、日常の中でできる改善法を説明した。

   食事では、糖質よりもタンパク質を摂取する。自分の体温を知るのも大切だが、ポイントは「実測体温」だ。「これ以上は上がらないところまで測る」体温のことで、昔よく使われた水銀式の体温計を用いて、わきの下で10分かけて測る。実測体温が36.2度以下だと、要注意だ。

   そして効果的なのが、入浴。最初の5分は全身浴でしっかり体を温め、次の5分で半身浴をしながら体の筋を伸ばしたり、普段は突っ張りがちな足の指を曲げたりして、血の巡りをよくしよう。

   たかが冷えだと甘く見て放置すると、将来の病気につながりかねない。生活習慣を少し変えることで、予防が可能だ。

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