2024年 5月 2日 (木)

綿棒での子どもの耳掃除は超アブナイ 米で重傷を負い、救急搬送事故が続出

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耳あかが湿ったタイプは定期的に耳鼻科で掃除を

   実は、日本の耳鼻科医師の間でも「耳掃除の危険性」は常識だった。兵庫県西宮市の梅岡耳鼻咽喉科クリニックのウェブサイト「耳あか」を見ると、こう説明している(要約抜粋)。

「耳あかには、排泄物のイメージがありますが、本来の目的は外耳道を清潔に保つことです。ほこりや汚れから鼓膜を守るだけでなく、抗菌性があり、(病原菌から)外耳道の表面を保護しています。だから、基本的には耳掃除をしなくてもいいのです」

   しかし、耳あかには乾いたタイプ(乾性)と湿ったタイプ(湿性)の2種類がある。乾性の人は耳掃除の必要はほとんどないが、湿性の人は耳あかがたまりやすく、定期的な掃除が必要な場合がある。その時は専門医を受診することを勧めている。

「耳の穴には快感を得られる迷走神経が走っているので、(綿棒などで掃除をすると)心地よいのですが、自分で行なったり、家族にやってもらったりすると、外耳道を傷つけ、外耳炎を発症する心配があります。湿ったタイプの人は2~3か月に1度、クリニックで耳掃除をしてもらうことをお勧めします」
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