2018年 10月 16日 (火)

朝食を抜くと心臓病のリスクが2倍に! ホルモンバランスが崩れ血管に脂肪が

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   朝ご飯をしっかり食べることが健康につながるとよく言われるが、朝食を抜いている人は食べている人に比べ、動脈硬化を発症するリスクが約2倍高くなるという研究がまとまった。

   米国心臓病学会の研究班が学会の機関誌「Journal of the American College of Cardiology(JACC)」(電子版)の2017年10月2日号に発表した。研究者は「いつも朝食を抜いている人は、生活スタイルが全般的に不健康」と指摘している。

  • 朝からバランスのよい食事をしっかりと
    朝からバランスのよい食事をしっかりと

朝食を抜くと肥満度、血圧、血中脂質が軒並み悪化

   世界保健機関(WHO)によると、心臓病は世界の死因のトップで、2015年には年間1770万人が死亡している。日本では、心臓病(15.2%)はがん(28.7%)に次いで死因の2位だ(2016年、厚生労働省調べ)。

   JACC誌の論文によると、研究班はスペインの企業の協力を得て、40~54歳の中年男女社員約4000人を6年間にわたり追跡調査し、朝食と心臓病の関係を調べた。通常の疫学研究なら、調査期間中に心臓病を発症した人数と、朝食を食べるかどうかの関連を調べるケースが多いが、この研究では、対象者の肥満度や血液検査を行ない、心臓病になる以前の兆候を詳しく調べたことが特徴だ。

   研究班は参加者を次の3つのグループに分けた。

(1)1日のカロリー摂取量の20%以上を朝食でとる人(しっかり朝食を食べている人)=約27%。
(2)1日のカロリー摂取量の5~20%未満を朝食でとる人(軽く朝食を食べている人)=約70%。
(3)1日のカロリー摂取量が5%以下の人(朝食をまったく食べないか、ほとんど食べない人)=約3%。

   そして、参加者全員の胴回り、肥満度を示す体格指数(BMI)、血圧、血中脂質、空腹時血糖値などを検査した。また、参加者のカラダを超音波装置でスキャンして、心臓病の早期兆候とされる動脈内の脂肪性沈着物の割合を調べた。その結果、朝食をしっかり食べる人ほど健康的だった。朝食抜きの人は、胴回り、体格指数、血圧、血中脂質、空腹時血糖値の数値が最も高かった。特に、動脈硬化の前兆を示す「動脈内の脂肪蓄積量」が、朝食をしっかり食べる人に比べ、平均で2倍以上高かった。

朝ご飯が1日の食事の中で最も重要であることを証明

   研究班のリーダーで、JACC誌の編集長でもある米マウントサイナイ病院の心臓科医バレンティン・フステル氏は、論文の中でこう語っている。

「いつも朝食抜きの人は、食生活が全般的に不健康で、心血管系のリスク因子を抱える割合が高い傾向がみられました。朝食を抜くという行動は、喫煙、高コレステロール、運動不足などと同様に危険因子の1つです。朝食を食べることが心臓病のリスクを減らすという証拠を私たちの研究は提供しました」

   しかし、朝食を抜くことがどうして健康に悪影響を及ぼすのだろうか。研究班の1人、米カリフォルニア大学のプラカシュ・ディードワニア教授は、論文の解説記事でこう説明している。

「今回の研究は、朝食が1日の食事の中で最も重要であることの正しさを立証しています。朝食を抜く人はたいてい体重を減らそうとしていますが、その後の時間帯に不健康な食事をたくさん取ることが多い。朝食を抜くことでホルモンのバランスが崩れ、体内時計がおかしくなってしまうと考えられます」
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