2018年 8月 18日 (土)

幼児が肺炎を起こすRSウイルス 大流行からわが子を守る対策は

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【あさイチ 女のニュース】(NHK)2017年10月4日放送
感染急増!RSウイルスの対策は

   乳児や高齢者が感染すると肺炎を引き起こし、重症化する恐れがある「RSウイルス」。例年は冬にピークを迎えるのに、今年(2017年)は夏から流行が始まり、9月に1週間の報告数が過去最高の1万件を超えるなど急増中だ。

   番組では、RSウイルスと診断された乳児を取材。専門家にどんな症状が出たら受診した方がよいか、予防するにはどうしたらよいかを聞いた。

  • かぜをひいた家族が一番危険
    かぜをひいた家族が一番危険

生後26日のわが子の息が止まり...頭が真っ白!

   東京都内の多比良玲奈ちゃん(2か月)は生後26日の時にRSウイルスにかかった。玲奈ちゃんの母親・菜美さんが語る。

菜美さん「ミルクを飲んでいる時、呼吸が止まりそうになったんです。ゼコゼコゼコゼコとせきをして、ゲーッと全部吐き戻しました。わあ~、息が止まったらどうしようと、私は頭の中が真っ白になりました。すぐに救急車を呼び、総合病院に行くと、即入院です。合併症を起こして危険な状態だといわれました」

   幸い、玲奈ちゃんは約1週間で退院した。玲奈ちゃんを診察した博慈会記念総合病院小児科の田島剛医師が説明する。

田島医師「RSウイルスは治療薬やワクチンがありません。60~70%が軽くすみ、放っておいても治りますが、20~30%の人がのどや気管支、肺にくることがあります。特に小さい乳児だと無呼吸発作を起こすことがあります。文字どおり呼吸をしない状態で、大変に怖い症状です。すぐに受診してください」

   ところで、菜美さんはなぜ玲奈ちゃんがRSウイルスに感染したのか不思議でならなかった。生後26日で、一度も外に出したことがなかったからだ。そこで「もしかして?」と家族を疑った。当時、玲奈ちゃんの姉と父親をはじめ、家族全員が風邪をひいていた。玲奈ちゃんの父親は「どうも私がきっかけみたいで、申し訳ないことです。私自身は鼻かぜ程度で軽くすんだのですが」と頭をかいていた。スタジオには感染症の専門家、岡部信彦・川崎市健康安全研究所所長が来て、こう解説した。

RSウイルスは家族感染が一番多い

岡部所長「RSウイルスは、家族感染が一番多いのです。兄弟や父母、お爺さん、お婆さんの誰かがかかっていると、幼児にうつってしまいます。大人たちは過去に何度もかかって大丈夫になっていますが、この世に出てきたばかりの乳児は免疫がありません」

   そして、RSウイルスは、一見かぜに症状が似ているが、次の4つの特徴があるという。

(1)たんが詰まったゼーゼーというせきをする。
(2)のどがゼーゼー、またはゼコゼコと鳴る。
(3)発熱する。
(4)数時間で突然症状が悪化する。

岡部所長「かぜのようにせきをするだけなら、様子を見守るだけでいいですが、症状が悪化したら、すぐに小児科を受診してください」
有働由美子キャスター「これから気温が下がってくるので、さらに流行しないかと心配ですね。予防には何に注意したらよいですか?」
岡部所長「手洗いやマスクなどに予防効果があります。家族のだれかにかぜの症状があったら、RSウイルスを疑ってください。赤ちゃんや免疫が落ちている高齢者には近づかないこと。たとえば、親せきや知人に赤ちゃんが産まれても、かぜをひいた大人は絶対にお祝いに行ってはいけません。それから、RSウイルスは物からもうつります。かぜをひいた大人が触ったオモチャは必ずふいてから幼児に与えてください」
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