2024年 5月 4日 (土)

次世代コンビニはココが違う 58種の新技術を駆使

環境負荷の低減や人手不足対応

   売り場だけでなく、トイレも「快適空間」にした。便器は自動便器洗浄機能を装備したTOTO製を採用。床には防臭・抗菌作用を、壁 ・天井材には消臭・抗菌作用をそれぞれ持たせた。脱臭機能付き空気清浄機に加え、節水型泡沫自動水栓を採用するなど、買い物の用事がなくても、トイレ目的で店舗に行ってみたくなるほど充実した設備だ。

   レジカウンターの内側も改善し、「働きやすさ」を向上させた。コクヨが提案するのが、レジ袋を簡単に取り出せるシステム。従来はかがんで袋を取り出す構造だったが、立ったまま取り出せる仕組みに変更した。店内調理の「揚げ物」に使うフライヤー設備には給気機能を付加し、店舗入り口などからの外気の流入を抑えることで、埃や花粉などが店内に入りにくくした。

   ファミリーマートやローソンなど他の大手も環境負荷の低減や人手不足対応を急いでいる。セブンの取り組みが刺激になり、「次世代コンビニ」の店舗開発がますます進みそうだ。

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