2019年 9月 21日 (土)

還暦超えてからでも遅くない! 認知機能を劇的改善させる「7つの習慣」

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認知機能の低下と戦う元新聞記者

   認知症には、前段階の「軽度認知障害」がある。軽度の状態から5年間で半数が認知症になるといわれるが、早期発見して改善策を取れば、軽度のまま生涯を終えられたり、正常の老化の範囲まで戻せたりする。

   60歳の定年まで新聞社の記者として働いていた山本朋史さん(65)は、61歳の時に軽度認知障害と診断された。

   記者時代は、記事の締め切りの深夜1時半までなら、何か事件があればすぐ現場に行き、原稿を書くなどしていた。徹夜は当たり前で、食事はほぼ外食、酒も毎日のように飲む不規則な生活を送り、不眠に悩まされた時もあった。

   61歳を過ぎた頃、以前までとは違うもの忘れが増えたが、仕事で脳に刺激を与えているから認知症のはずがないと思った。しかし同日同時間帯に違う相手へのインタビューの予定を入れるという重大なミスを犯し、意を決してもの忘れ外来へ。検査の結果、軽度認知障害と診断された。

   「自分は認知症なのか」と大きなショックを受けたが、医師の勧めなどに基づき、7つの習慣付けをスタートした。

   (1)運動

   毎日1万歩以上、できるだけ早歩きで散歩する。有酸素運動は血流を促進させ、脳機能を向上させると考えられる。また、認知症の発症リスクは、早歩きを維持できる人を1倍とすると、どんどん歩く速度が遅くなる人は2.05倍という研究結果がある。

   筋力トレーニングにも励む。筋肉を動かすと、脳から筋肉、筋肉から脳へと情報伝達が繰り返され、脳のトレーニングにもなる。

   (2)料理

   料理の経験はほとんどなかったが、今は朝食と昼食を手作りする。複数のメニューを、段取りを考えながら同時に作るのが、認知機能の低下を防ぐ。

   (3)歯みがき

   1日6回の歯みがきを欠かさない。自分の歯で噛むと脳に刺激が与えられ、認知症リスクを下げる。

   (4)音楽

   楽器を演奏すると、記憶力や注意力が改善するという報告があり、認知症予防に注目されている。山本さんは昔から音楽が苦手だったというが、診断を受けてから中世ルネサンス時代のヨーロッパの楽器「プサルテリー」を演奏し始め、徐々に上達している。新たなチャレンジも脳の活性化につながる。

   (5)絵画

   スケッチは発想力や集中力を鍛える。

   (6)脳のトレーニング

   注意力などを高めるゲームを毎日プレーしている。

   (7)睡眠

   脳内に「アミロイドβ」というタンパク質が沈着し、神経細胞を死滅させることでアルツハイマー型認知症が発症すると考えられているが、睡眠はその有害物質を除去する。山本さんは夜は7時間睡眠、昼は30分以内の昼寝をしている。

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