2018年 12月 13日 (木)

新潮内紛?「新潮45」批判を「新潮社出版部文芸」が連続RT 「良心に背く出版は、殺されてもせぬ事」

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   雑誌「新潮45」が、杉田水脈・衆院議員の「生産性」寄稿を擁護する特集を組んだところ、その内容が再び議論を呼んでいる。

   そんな中、注目を集めているのが、新潮社の文芸書編集部の公式ツイッターアカウント「新潮社出版部文芸」(@Shincho_Bungei)である。「身内」であるにもかかわらず、一連の寄稿への批判的な発言を、黙々とリツイート(RT)するという異例の展開となっているのだ。

  • 議論を呼んでいる小川氏の記事の一部(新潮45より)
    議論を呼んでいる小川氏の記事の一部(新潮45より)

小川榮太郎氏による「擁護論」きっかけに

   「新潮45」は2018年7月18日発売の8月号で、自民・杉田水脈氏による「『LGBT』支援の度が過ぎる」と題した寄稿を掲載した。しかし「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」といった論は激しい批判を呼び、党からも「配慮に欠いた表現」として指導を受ける騒ぎとなっていた。

   対して「新潮45」は9月18日発売の10月号で、「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」と題し、約40ページにわたる反論特集を組んだ。「新しい教科書をつくる会」副会長の藤岡信勝氏を筆頭に、YouTuberのKAZUYA氏など保守派の論客が目立つ一方、元参院議員で自身も同性愛者であることをカミングアウトしている松浦大悟氏も寄稿するなど、「当事者」側からの議論も収載される。

   波紋を呼んだのは、文芸評論家で『約束の日―安倍晋三試論―』などの著書がある小川榮太郎氏の「政治は『生きづらさ』という主観を救えない」と題した一文だ。LGBTなどの「性的嗜好」(原文ママ)は「見せるものでも聞かせるものでもない」とする小川氏は、「政治は個人の『生きづらさ』『直面する困難』という名の『主観』を救えない。いや、救ってはならないのである」といった主張を展開する一方、

「LGBTの生き難さは後ろめたさ以上のものだというなら、SMAGの人達もまた生きづらかろう。SMAGとは何か。サドとマゾとお尻フェチ(Ass fetish)と痴漢(groper)を指す。私の造語だ」
「満員電車に乗った時に女の匂いを嗅いだら手が自動的に動いてしまう、そういう痴漢症候群の男の困苦こそ極めて根深かろう。(中略)彼らの触る権利を社会は保障すべきでないのか」

と揶揄的に論じた。

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