2018年 12月 14日 (金)
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新潮内紛?「新潮45」批判を「新潮社出版部文芸」が連続RT 「良心に背く出版は、殺されてもせぬ事」

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   雑誌「新潮45」が、杉田水脈・衆院議員の「生産性」寄稿を擁護する特集を組んだところ、その内容が再び議論を呼んでいる。

   そんな中、注目を集めているのが、新潮社の文芸書編集部の公式ツイッターアカウント「新潮社出版部文芸」(@Shincho_Bungei)である。「身内」であるにもかかわらず、一連の寄稿への批判的な発言を、黙々とリツイート(RT)するという異例の展開となっているのだ。

  • 議論を呼んでいる小川氏の記事の一部(新潮45より)
    議論を呼んでいる小川氏の記事の一部(新潮45より)

小川榮太郎氏による「擁護論」きっかけに

   「新潮45」は2018年7月18日発売の8月号で、自民・杉田水脈氏による「『LGBT』支援の度が過ぎる」と題した寄稿を掲載した。しかし「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」といった論は激しい批判を呼び、党からも「配慮に欠いた表現」として指導を受ける騒ぎとなっていた。

   対して「新潮45」は9月18日発売の10月号で、「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」と題し、約40ページにわたる反論特集を組んだ。「新しい教科書をつくる会」副会長の藤岡信勝氏を筆頭に、YouTuberのKAZUYA氏など保守派の論客が目立つ一方、元参院議員で自身も同性愛者であることをカミングアウトしている松浦大悟氏も寄稿するなど、「当事者」側からの議論も収載される。

   波紋を呼んだのは、文芸評論家で『約束の日―安倍晋三試論―』などの著書がある小川榮太郎氏の「政治は『生きづらさ』という主観を救えない」と題した一文だ。LGBTなどの「性的嗜好」(原文ママ)は「見せるものでも聞かせるものでもない」とする小川氏は、「政治は個人の『生きづらさ』『直面する困難』という名の『主観』を救えない。いや、救ってはならないのである」といった主張を展開する一方、

「LGBTの生き難さは後ろめたさ以上のものだというなら、SMAGの人達もまた生きづらかろう。SMAGとは何か。サドとマゾとお尻フェチ(Ass fetish)と痴漢(groper)を指す。私の造語だ」
「満員電車に乗った時に女の匂いを嗅いだら手が自動的に動いてしまう、そういう痴漢症候群の男の困苦こそ極めて根深かろう。(中略)彼らの触る権利を社会は保障すべきでないのか」

と揶揄的に論じた。

他の「新潮」アカウントも反応

   18日、「新潮45」が書店に並ぶとともに、こうした小川氏の記事内容がツイッターでも拡散され、議論になり始めた。こうした中の19日未明、動き始めたのが「新潮社出版部文芸」アカウントだ。新潮社から刊行される文芸系書籍の刊行情報や、読者からの反響をRTするなど、ごく一般的な「公式アカウント」だったのだが、突如、「新潮45」に関する識者・一般ユーザーのツイートを次々とRTし始めた。

   たとえば、作家・平野啓一郎さんによる「言葉に尽くせない敬愛の念を抱いている出版社だが、一雑誌とは言え、どうしてあんな低劣な差別に荷担するのか。わからない」といった発言や、上智大・中野晃一教授の「新潮文庫を読んで育ったことを思い返すと、悲しい。新潮社をボイコットすべきかと自問する日が来るとは」という言葉、ネット上での批判の起点となったライター・武田砂鉄さんの「慄然とする」といったものから、「やおい」研究などで知られる金田淳子さんの「すみませんが、新潮さんの出版物、もう買いませんし、原稿も引き受けません」という宣言、ITジャーナリスト・津田大介さんの「こんなの書く方も書く方だが、載せる方も載せる方だ」――「新潮45」、そして新潮社に対する厳しい発言を、黙々と拡散し続ける。

   19日朝、いったんRTは解除されたとみられるが、間もなく再開された。その間、「出版部文芸」自身の発言はなかったが、19日午前、

「良心に背く出版は、殺されてもせぬ事(佐藤義亮)」

の一言が初めて書き込まれた。これは、新潮社創立者の佐藤義亮(1878~1951)が、立ち上げに当たって定めた「社是」の一節だ。

他の「新潮」アカウントも呼応

   こうした動きに、「応援」の声も相次いで書き込まれた。作家の星野智幸さんは、

「新潮社出版部文芸のアカウント @Shincho_Bungei が、『新潮45』がヘイト論文掲載について開き直り正当化する態度を今月号で表明したことに対し、批判する人たちのツイートを、ガシガシとリツイートしています。社内で戦っている社員やスタッフたちがいるのです。私はその人たちと共にありたい」

とツイート、こうした声も、「出版部文芸」のアカウントはRTし続けている。

   また、宣伝部の公式アカウント「新潮社 広報宣伝」(@SHINCHOSHA_PR)も同様に批判的な発言をRTしているほか、文芸誌「新潮」のアカウント(@Monthly_Shincho)、新潮文庫(@shinchobunko)は上記の「社是」ツイートを無言でRT、また新潮社の「新潮文庫nex」アカウント(@shinchobunkonex)も、

「ひとつの意見を尊重しつつ、まったく別の意見も尊重できる、その幅の広さ、好奇心の強さ、『真実』って何だろう、と問い続けることこそが、新潮ジャーナリズムの真髄だと、僕は思っています」

と書き込むなど、動きは新潮社の各アカウントに広がっている。

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