2019年 8月 22日 (木)

広開土大王は日本のEEZで何をしていた? 韓国がまず説明すべきこと

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   韓国海軍の「広開土大王(クァンゲト・デワン)」級駆逐艦が海自のP-1哨戒機に火器管制レーダーを照射した問題は、韓国の国防省が2019年1月4日に反論動画を公開したことで、さらに泥沼化しそうだ。

   動画で特に韓国側が協調しているポイントは、韓国側は北朝鮮船の「人道的救助活動」を行っていたにもかかわらず、日本の哨戒機が駆逐艦に「低高度で接近」してきた、という点だ。韓国側は、日本側に対して経緯を説明するように求めている。ただ、実際に北朝鮮船を救助したのは韓国海洋警察の警備救難艦「サンボンギョ」で、海自機にレーダー照射した駆逐艦ではない。海軍がどういった役割を果たしていたかを含めて解明される必要がありそうだ。

  • 韓国側のわずかな「独自映像」は海洋警察撮影のものだった(韓国国防省が公開した動画から)
    韓国側のわずかな「独自映像」は海洋警察撮影のものだった(韓国国防省が公開した動画から)

「人道的救助活動」なる言葉を繰り返すが...

   韓国側が公開した動画の大半は、日本側が公開した動画に自らの主張が入った字幕とBGMをつけたもの。わずかに入っている韓国側の独自映像は、報道官の反論会見や、海洋警察の警備救難艦から撮影された現場映像で、駆逐艦から撮影された映像は含まれていない。

   日本側の動画では、「国際法や国内関連法令で規定されている高度及び距離以上で飛行」というテロップを入れ、哨戒機の飛行には問題なかったとの立場を説明している。だが、韓国側の動画では、

「広開土大王は、漂流中の遭難船に対する人道的救助活動を行っていた。人道的救助活動中、日本の哨戒機が低高度で接近してきた。哨戒機は高さ150メートル距離500メートルまで接近。乗組員が騒音と振動を強く感じるほどの脅威だった」

などと日本側を非難。「人道的救助活動」という用語を繰り返しながら活動の正当性を主張した。

「日本で公開された映像を見ると、哨戒機も救助活動の状況を認識していた。人道的救助活動中の艦艇に非紳士的な偵察活動を継続し、広開土大王の人道的救助活動を妨害する深刻な威嚇行為を行った」
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