2019年 8月 23日 (金)

「支配率23%」サウジ戦は「計画された防戦」だった 単なる苦戦とはここが違う

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   サッカー日本代表が、アジアカップ決勝トーナメント1回戦・サウジアラビア戦で「ボール支配率(ポゼッション)23%」という稀に見る低い数字を記録したことが、議論を呼んでいる。試合の77%の時間でボールを持っていたことになるサウジアラビアは、何度も日本陣内に攻め入り、日本は守る時間が長くなった。

   勝利した日本だが、あまりのポゼッションの低さから「苦戦」と見る向きも少なくない。だが、サッカー分析家の五百蔵(いほろい)容(ただし)氏はこの試合を「計算された防戦だった」と分析している。森保ジャパンの狙いは何だったのか。五百蔵氏に見解を聞いた。

  • 主将、DFリーダーとして日本代表を支える吉田麻也(2018年撮影)
    主将、DFリーダーとして日本代表を支える吉田麻也(2018年撮影)
  • AFCが公式サイトで公表している日本対サウジアラビア戦のスタッツ
    AFCが公式サイトで公表している日本対サウジアラビア戦のスタッツ

現日本代表には「大方針」がある

   2019年1月21日に行われたサウジアラビア戦。アジアサッカー連盟(AFC)が公表しているデータによると、日本のポゼッションは23.7%、サウジアラビアは76.3%だった。これに比例するように、シュート数は日本5本に対し、サウジアラビアは15本にのぼった。

   ポゼッションは、試合を通じてチームとしてボールを持っていた時間の割合を示す指標。互いに40~50%台ずつ、低くても30%台後半で落ち着くのが一般的だ。

   バルセロナ(スペイン)のようにパスサッカーを志向するチームで、実力差があれば70%台に届くこともあるが、日本が同じアジアのライバルであるサウジアラビア相手にここまで低くなることを予想できた人は多くない。「23%」という数字が公表されると、これを根拠に「苦戦」と報じるメディアも一部であったほか、ツイッターでも「それだけ苦戦したんだろ」などの声があがった。

   だが結果を見れば、日本は1点を守り切って完封勝利している。

   このサウジアラビア戦を「計画された防戦」と見るのが、サッカー分析家として複数の著書を持つ五百蔵氏だ。アジア杯ではニコニコ生放送の番組「森保ジャパンの『戦術』を読み解く実況解説」で解説を務めている。その五百蔵氏はJ-CASTニュースの取材にこう話す。

「基本的に森保一監督の日本代表は、『相手が日本にやられたら一番イヤな戦術を採用し、それをやり通す』という大方針を持って戦っていると思われます」
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