2019年 4月 23日 (火)

韓国からの「渋沢」批判に反発 国内メディア「豊臣秀吉や加藤清正も検討すべきかも」

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   2024年度前半に紙幣(日本銀行券)が一新され、1万円札の図柄に実業家の渋沢栄一が決まったことについて、韓国メディアから厳しい反応が相次いでいる。渋沢が設立した銀行が日韓併合前に朝鮮半島に進出し、「日本の利権侵奪を主導した」、というのがその理由だ。この銀行は朝鮮半島で初の近代的紙幣を発行したことでも知られ、その図柄に登場したのも渋沢で、これは韓国にとって「恥辱」だという主張もある。

   これに対して、日本側からも「売り言葉に買い言葉」とばかりに、朝鮮出兵(文禄・慶長の役)で知られる豊臣秀吉や加藤清正の採用も「検討すべきかもしれない」と皮肉る声が上がっている。

  • 新しい1万円札の図柄には渋沢栄一が起用された(写真は財務省発表資料から)
    新しい1万円札の図柄には渋沢栄一が起用された(写真は財務省発表資料から)

朝鮮半島で発行された紙幣の図柄にも...

   渋沢は日本最古の銀行「第一国立銀行」の設立に関わったことで知られる。同銀行は、朝鮮半島に進出し、後身の「第一銀行」を経て1902年に紙幣「第一銀行券」の発行を始めた。図柄には当時の頭取だった渋沢が採用された。一連の経緯が、19年4月9日の新紙幣発表直後から、韓国メディアでやり玉にあがっている。

   左派のハンギョレ新聞は、第一国立銀行について、

   「金融・貨幣の分野で、日本政府の代理人として機能し、朝鮮内の複数の特権を獲得」し、「朝鮮の中央銀行のような地位を確保した」と指摘。現行1万円札の福沢諭吉についても、「アジア諸国に対する嫌悪と軽蔑の感情が込められた『脱亜論』に偏っていた」

と指摘した。京郷新聞は、渋沢について

「特に大韓帝国時代日本の利権侵奪のために朝鮮半島で紙幣発行を主導し、自ら紙幣の中の肖像で登場した」
「特に、朝鮮半島の最初の近代的紙幣に登場して韓国に恥辱を抱かせることもした」

などと説明し、日本政府が渋沢という「過去の朝鮮半島への侵略を代弁する人物」を図柄として採用したことには、

「過去の歴史を否定する安倍晋三政権の歴史修正主義が反映されたという解釈もある」
「植民地の被害国である韓国への配慮が欠けていたという批判が、韓国だけでなく日本でも出てくるものと予想される」

など主張した。

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