2020年 10月 22日 (木)

「#続けコミティア」クラウドファンディングで支援 豪華リターンに「普通に欲しい」

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   コミティア実行委員会(以下実行委員会)は2020年8月15日、公式サイト上でクラウドファンディングの概要を発表した。

   コミティア(COMITIA)は、自費出版された作品(同人誌)を始めとするオリジナル作品の売買ができる日本最大級のイベント。一般的な同人誌即売会と異なりオリジナル作品「創作」の出品に限定している特異なイベントであり、多くの商業出版社が「出張マンガ編集部」スペースを設け次世代の漫画家と出会う場として利用している。イベント参加をきっかけに商業デビューした漫画家も数多く、漫画文化に大きな貢献を果たしてきた。しかし新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、収入源となるイベントの開催ができず、今後の開催継続が困難となった。(「コミティア実行委員会に聞く 日本最大級『創作オンリー』継続にかける思い」、7月6日J-CASTニュース配信)

  • コミティア公式サイトより
    コミティア公式サイトより
  • コミティア公式サイトより

「どれも主催者として悔しくてなりません」

   実行委員会は8月4日、9月21日に開催予定だったイベント「COMITIA133」の中止を発表した。屋内イベント入場者数の規制解除が見送られたことや、新型コロナウイルスの感染症が再拡大していることを受け、このような決断に至ったという。8月4日の公式サイト上での発表で、実行委員会代表の中村公彦さんはこう述べる。

「『COMITIA133』にはこんな状況にも関わらず、2300サークル強の申込をいただいていました。参加を楽しみにしていてくれた皆さんに、お詫びいたします。新しい作品が発表される機会を奪うこと。本の形の『同人誌』が創られなくなること。たくさんの描き手と読み手のリアルな出会いの場が失われること。どれも主催者として悔しくてなりません」

   現在は11月に「COMITIA134」、2021年2月に「COMITIA135」を予定しているが、先行きは不透明で、開催できても収益はほぼ出ない、もしくは赤字になる可能性が高いという。そこで8月15日、以前から実施を検討していたクラウドファンディングを、28日から開始するとして概要を発表した。目標額は3000万円、芸術や文化系のクラウドファンディングプラットフォーム「MOTION GALLERY」で支援を募る。支援は1000円から可能で、支援額に応じて限定グッズやサービスなどのリターンを受けられる。公開されたリターンの一部は、コミティア公式キャラクターのオリジナルグッズ、内藤泰弘さん、こうの史代さん、たつきさん(irodori)による描き下ろしオリジナルラベルのドリンク、サークル参加権、カタログ&先行入場権など。法人向けには、会場内での広告掲示スペースや、カタログのPR記事制作・掲載など、コミティアを媒体として企業PRが出来るコースを用意する。

   そのほかのコースやリターンの詳細は、28日に開始・公開される「MOTION GALLERY」内の「自主制作漫画誌展示即売会COMITIA 開催継続支援プロジェクト」ページで確認できる。リターンの送付・実施は、2021年2月頃からを予定している。

リターンに大きな反響

   描き下ろしオリジナルラベルを担当した内藤泰弘さんは漫画家で、代表作に「血界戦線」、「トライガン」が挙げられる。こうの史代さんも漫画家で、「この世界の片隅に」、「夕凪の街」で知られる。たつきさん(irodori)は、アニメ「けものフレンズ」、「ケムリクサ」などの監督として知られる。たつきさんは、ツイッター上でこのように支援を呼び掛けた。

「コミティア存続のクラウドファンディング、極々微力ながらリターンの1プランにお力添えさせていただく事になりました。ティアは10年ぐらいほぼ皆勤で出ておりましたが、思い入れ抜きにしても日本の創作文化の稀有な幹だと思いますので、気になった方は無理ない範囲でぜひー」

   実行委員会は、ハッシュタグ「#続けコミティア」を付けた応援ツイートを募集しており、すでに多数の声が寄せられている。

「作家デビューがコミティアでしたので、参加させていただきます」
「コミティアのクラウドファンディング絶対に協力する!!!!継続していただけることが最大のリターンです 他に何もいらない」
「リターン品に『内藤泰弘さん、こうの史代さん、たつき(irodori)さんによる描き下ろしオリジナルラベルのドリンク』があるのびっくりしたし胸熱だし普通に欲しい」
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