2021年 9月 27日 (月)

HKT48「黄金時代」再び? 卒業・森保まどかが語った期待「紆余曲折、浮き沈みはあるけれど...」

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   アイドルグループのHKT48が2021年5月29日、20年1月以来約1年4か月ぶりのコンサートを福岡県北九州市で開いた。昼夜2公演が開かれ、夜公演は1期生の森保まどかさん(23)の卒業コンサートとして行われた。

   森保さんは終盤のあいさつで、メンバーや運営スタッフ、家族、ファンへの感謝の言葉を述べながら、発足直後のHKT48が「上り調子」だったことにも触れた。その上で、最近のHKT48を見ていて、当時と「近い感覚」を思い出すとも話し、後輩メンバーにエールを送った。

   日韓合同ユニットIZ*ONE(アイズワン)の活動から復帰したばかりの宮脇咲良さん(23)と矢吹奈子さん(19)も、2年半ぶりにHKT48のコンサートに出演。その様子は海外向けにも配信され、海外のファンを意識した演出もあった。その様子を報じるメディアもあり、知名度アップにつながるかも今後の焦点になりそうだ。

  • HKT48を卒業した森保まどかさん。「これからも、なれ合いじゃなくて、仲良しのグループでいてほしいなと思います」とエールを送った(c)Mercury
    HKT48を卒業した森保まどかさん。「これからも、なれ合いじゃなくて、仲良しのグループでいてほしいなと思います」とエールを送った(c)Mercury
  • 新曲「君とどこかへ行きたい」。先輩メンバーの「つばめ選抜」、後輩メンバーの「みずほ選抜」の2チームが一緒にパフォーマンスした(c)Mercury
    新曲「君とどこかへ行きたい」。先輩メンバーの「つばめ選抜」、後輩メンバーの「みずほ選抜」の2チームが一緒にパフォーマンスした(c)Mercury
  • 1期生でデビュー時の劇場公演の表題曲「手をつなぎながら」。当時のチェック柄の衣装でパフォーマンスした(c)Mercury
    1期生でデビュー時の劇場公演の表題曲「手をつなぎながら」。当時のチェック柄の衣装でパフォーマンスした(c)Mercury
  • 「いじわるチュー」を披露する田中美久さん(左)と矢吹奈子さん(右)。「なこみく」コンビの復活を印象づけた(c)Mercury
    「いじわるチュー」を披露する田中美久さん(左)と矢吹奈子さん(右)。「なこみく」コンビの復活を印象づけた(c)Mercury
  • HKT48を卒業した森保まどかさん。「これからも、なれ合いじゃなくて、仲良しのグループでいてほしいなと思います」とエールを送った(c)Mercury
  • 新曲「君とどこかへ行きたい」。先輩メンバーの「つばめ選抜」、後輩メンバーの「みずほ選抜」の2チームが一緒にパフォーマンスした(c)Mercury
  • 1期生でデビュー時の劇場公演の表題曲「手をつなぎながら」。当時のチェック柄の衣装でパフォーマンスした(c)Mercury
  • 「いじわるチュー」を披露する田中美久さん(左)と矢吹奈子さん(右)。「なこみく」コンビの復活を印象づけた(c)Mercury

「これからも、なれ合いじゃなくて、仲良しのグループでいてほしいなと思います」

   森保さんはピアノが特技で、バラエティー番組「芸能界特技王決定戦 TEPPEN」(フジテレビ)にたびたび出演。20年には松任谷正隆氏がプロデュースしたソロピアノアルバム「私の中の私」を発売したことでも知られている。

   卒業コンサートには37曲中35曲に出演した。ソロピアノアルバム収録曲「Lotus」の演奏で幕を開け、「Everyday、カチューシャ」「キスは待つしかないのでしょうか?」といったAKB48やHKT48のシングル曲を次々に披露。終盤には、森保さんら1期生がデビュー時の劇場公演の表題曲「手をつなぎながら」を、当時のチェック柄の衣装でパフォーマンスし、ファンを沸かせた。

   決して自己主張が強いタイプではなかった森保さんだが、ソロアルバムの実現など、その活動ぶりに芯の強さを感じるファンも多かった。終盤のあいさつでも、メンバーに対して「これからも、なれ合いじゃなくて、仲良しのグループでいてほしいなと思います」と呼びかけ、その一端をうかがわせた。

   今後のグループに対する期待も口にした。森保さんは10年間の活動の中で、AKB48の5大ドームツアー(13年)出演、NHK紅白歌合戦の単独出場(14年)やミュージックステーション(テレビ朝日)など数々の歌番組への出演、海外公演など「今考えると、輝かしいなって思う思い出」が多くあったことに触れながら、こういった「右肩上がりで上り調子になっていくな、という自分の感覚」が「確かに自分の体に刻まれていたのかな」とも話した。

   そして、最近のHKT48に当時の感覚を思い出すとも説明した。

「それからね、紆余曲折じゃないけど、浮き沈みはあるんですけども、最近の HKT48を見ていると、それに近い感覚をすごく私は思い出すんですね」

   その理由は後輩メンバーの層の厚さだ。新曲「君とどこかへ行きたい」(5月12日発売)は、先輩メンバーの「つばめ選抜」、後輩メンバーの「みずほ選抜」の2チームに分かれて同じ楽曲を披露するのが特徴。森保さんはこの点について、次のように話した。

「例えば若手選抜、みずほ選抜を作れちゃうくらい将来有望なメンバーたちが沢山いて、エース級のメンバーも沢山ごろごろいて...。たとえ現状、選抜ではない子たちも、自分の武器を見つけて広げていこうという風に努力していて、それぞれが個人の仕事をどんどん獲得していく感じが、とっても私は頼もしいです」

   昼公演では、矢吹さんがソロ曲「いじわるチュー」を歌ったのに続いて、「生意気リップス」を田中美久さん(19)と披露。「なこみく」コンビに復活を印象づけた。

   さらに、この1年はコロナ禍で活動が制限される一方で、メンバーの新しい活躍の場が開拓される機会も多かった。20年10月~21年2月には、オンライン演劇プロジェクト「HKT48、劇団はじめます。 」(劇はじ)にも挑戦。普段は「選抜メンバー」ではなく、必ずしも目立たないメンバーを含めて、役者はもちろん、企画、脚本、演出、宣伝など「裏方」の仕事にも取り組んだ。森保さんが言及した「個人の仕事」は、田島芽瑠さん(21)、神志那結衣さん(23)、豊永阿紀さん(21)らが、グループの活動とは直接関係ないオンライン演劇やミュージカルで活躍していることを指しているとみられる。

   21年6月に卒業を控える宮脇さんも、ラジオ番組で新曲を紹介する中で「HKTの未来って明るい」と話している。2人の1期生が、後輩の成長を見届けてグループを去ることになる。

オタク男性姿で村重杏奈が「乱入」、ボードにはハングルで「さくら」「愛してる」

   宮脇さんがHKT48に復帰している1か月の間に、いかにして海外のファンにアピールするかも鍵で、この点を意識した演出もあった。昼公演のトーク(MC)では、海外向けにも配信されていることに触れながら、メンバーが各国語であいさつ。韓国帰りの矢吹さんの韓国語が流ちょうなのはもちろん、秋吉優花さん(20)も趣味で勉強しているという中国語を披露した。

   宮脇さんによる「ハイテンション」のソロパフォーマンスでは、村重杏奈さん(22)が、オタク風男性に扮(ふん)してステージに「乱入」。ハングルで「さくら」「愛してる」「君しかいない」と書かれたボードを手に、間奏部分で「おれらの女神、どこにいても天使」と応援。その後も「さくら行かないでー!」「宮脇咲良は世界一の美人だー!」などと絶叫する中、黒スーツの警備フタッフに取り押さえられるという、体を張った演出が展開された。

   この様子は韓国メディアの目にも触れ、ニュースサイトの「トップスターニュース」が、

「『君しかいない』...HKT48村重杏奈、『卒業予定』宮脇咲良に愛情を誇示」

の見出しで報じている。記事では、村重さんが仮装をツイッターに投稿したことや、コンサートでの演出に触れながら、村重さんについて

「宮脇咲良と親しいとして知られており、IZ*ONEのファンとしても有名だ」

としている。宮脇さんに関連した話題だが、記事の主語は村重さんで、それだけ村重さんが注目されたとも言えそうだ。

「咲良卒業したら、村重まじSNSのフォロワー3万人ぐらい減るんじゃないか」

   夜公演のMCでは、

「あれさ、韓国のネットニュースにもなってて」(宮脇さん)
「そうなの。日本でニュースになんないのに、韓国でニュースになってた」(村重さん)

というやり取りがあり、2人がこの記事を目にしていた可能性が高そうだ。

   ここでMCは宮脇さんのファンに関する話題に。村重さんによると、宮脇さんが村重さんについてSNSに投稿すると「『この隣にいる子はなんだ?』みたいな感じになって...。村重、今、SNSのフォロワーが、めちゃめちゃ増えてるんっすよ」。宮脇さん効果で村重さんのフォロワーは約1万人増加したという。村重さんが宮脇さんについて投稿してもフォロワーは増えるが、自分のことだけ投稿すると減るのが悩みの種だ。

「最近気を遣って咲良ばっかり載せてる。気を遣ってるのよ、フォロワーに。実際結構さぁ、ほぼ3割ぐらい咲良のファンだからさあ、だからさぁ、咲良卒業したら、村重まじSNSのフォロワー3万人ぐらい減るんじゃないかと思って、不安なんですよ。宮脇さん、どうしよう?」

   宮脇さんの「自力で頑張って」という冷たい反応に、村重さんは必死の訴えを続けていた。

「咲良の良くないところって、こういうとき、すぐ見放すのよ。これ、めちゃめちゃ言いたいんですよ」

   いわゆるK-POPに分類されるIZ*ONEと、典型的な日本の大規模アイドルグループのHKT48とではファン層もパフォーマンスのスタイルも大きく異なる。村重さんが指摘するように、宮脇さんのファンをグループとしてどの程度取り込めるかは、今後のグループのあり方に影響を与えそうだ。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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