2024年 4月 26日 (金)

「コロナは風邪」発言理由に舞台を大量降板 当事者が続々暴露も...団体が否定「都合が良すぎる」

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降板キャスト「団体様の考えとは相違がある」

   一方、出演予定だったが降板した複数のキャストが、団体の上記ツイートを引用しながら、それぞれの思いを投稿している。来栖梨紗さんは降板理由について「体調不良者が続出する中、4月17日の『コロナが風邪だと思えるキャストだけ残ってください』という言葉を受けてこれ以上参加し続けることが出来ないと判断した」とした。「出演を楽しみにしていてくださったお客様には大変申し訳ございません」とお詫びしている。

   来栖さんは「何があってもやり切ることを信念とする私には続投する方が、これまでの自分の信念と照らし合わせると自然でした」とするも「ですが、冒頭の言葉を受け、そう思えない中続けることの方が不誠実だと判断しこのような決断となりました」としている。

   梓真なるさんもツイッターに「『コロナを風邪と思えるキャストだけ残ってください』とお話を受け、私を含む13名のキャストが熟考して決断した結果です」と投稿。悔しさがありながら「舞台は私1人で作るものではなく、このままではこの舞台だけでなく今後私とかかわる方々にもご迷惑をおかけしてしまうと思い、沢山沢山悩んだ結果、降板という選択に至りました」と胸の内を明かしている。

   根倉綾珠さんもツイッターで、ファンに「本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」としながらも、「私を含む降板者13名は、本当に本当に最後まで悩み向き合いましたが、『コロナは風邪であると思えるキャストのみ残ってください』という言葉を受けて考えるものがあり、この決断にいたりました」と降板理由を説明。観客や友達、家族、同じ舞台に立つ役者などに「不安を与えることだけはしたくありませんでした」としている。

   宮本朋実さんはツイッターで「もし陽性者が出たとしても、すぐに中止という判断はせず、改めて【皆の健康・安全を確認した上で】稽古を再開、臨機応変に対応し公演を行う、その思想に賛同し出演依頼をお受けしました」と明かす。だが「体調不良者が続出する中、4月17日に『コロナが風邪だと思えるキャストだけ残ってください』という言葉と共に、出演するかどうかの判断を促されました」として降板理由をつづっている。

   宮本さんは「私自身も昨年コロナに感染し、軽症とはいえ辛い経験をしております」との経験から「感染症を決して甘く見ずにしっかりと向き合い、できる限りの対策をして、キャスト・スタッフの健康に気をつけつつ、何よりもお客様に安心して観に来て頂けるよう配慮する。その上で、キャストが数人出演できなくなったとしても臨機応変に対応し、公演を行う。これが私が役者として舞台に立つうえでのスタンスです」として、「『コロナは風邪』と思いコロナと戦うという団体様の考えとは相違があると判断した為、この度降板という決断をさせて頂きました」としている。

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