パチンコ開店記念に3000人弱殺到 付近で渋滞、SNSで報告拡散...運営会社明かす現場の状況

   千葉市中央区内のパチンコ店「アミューズ千葉店」に向かう車で道路が大渋滞するなどしている、とツイッターに写真が投稿された。

   3000人弱が店に殺到したといい、真偽不明の情報も流れている。一体店で何があって、どんな状況になったのだろうか。

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  店に3000人弱が殺到したという（写真はイメージ）

｢イベントとはうたっておらず、7周年の日に客が反応した」

   アミューズ千葉店に向かう車の長い列ができた写真が2022年11月11日朝6時過ぎ、ツイッターに投稿された。6時には店まで約1キロの渋滞ができていたといい、投稿者は「10分くらい全く動かん」ともつぶやいていた。7時ごろには、店内で約1200人が並んでいたともいう。

   ツイッターでは、この他にも、2000人以上が並んだなどといった報告が次々に寄せられていた。これらの投稿は、まとめサイトで取り上げられるなどし、ネット上で拡散している。

   アミューズ千葉店の公式サイトでは、11日は、16年11月11日に店がオープンしてから7周年を迎えたとして、「シャッフル参加券」の配布を告知している。希望者は駐車場に集まるよう呼びかけ、8時15分が締め切りだとした。その後に、シャッフルを行った入場整理券を配るとしている。

   なお、駐車場の混雑が予想されるとして、公共交通機関の利用を呼びかけ、近隣施設への無断駐車はしないよう促していた。

   このパチンコ店では、11日に一体何が行われていたのだろうか。

   店を運営するアミューズ（大阪府吹田市）の管理課は同日、J-CASTニュースの取材にこう答えた。

「この日は、イベントだとはうたっていません。お店ができて7周年を迎えただけで、オープン日に反応して下さっているのだと思います。シャッフルも、開店時にお客様がなだれ込むと事故の危険がありますので、どこの店でも通常に行っているものです。入場の順番を決めるのに参加券を配っており、シャッフルでは、コンピューターでランダムに番号を振り、設置台数分の番号のお客様が入場できます」

運営会社「スムーズに入場できたと思っています」

   アミューズ千葉店には、パチンコ台とスロットが計1111台あり、1111番までの人が台を確保できる計算だ。それ以降の人は、台が空けば自由に座ることができるという。

   アミューズでは、11月11日は、3000人弱が列に並んだと明らかにした。渋滞が発生したとの情報については、「6時台からあったと聞いていますが、正確にどのくらいの渋滞かは分かりません」とした。

   客同士が怒鳴ったり殴り合ったりしたなどとする情報も投稿されていたが、「警察も来ていませんし、それはないと思います。もしあったら、警察が来て対応すると思います」と説明した。そのうえで、「混乱があったとは聞いていません。スムーズに入場できたと思っています」としている。

   アミューズ千葉店では、毎年11月11日に来客が多いといい、オープン1周年の17年には、約6000人が殺到してシャッフルを途中で打ち切ってしまい、店が謝罪したことがあった。

「その後は、人数の制限をかけたり、整理の仕方を変えたりして対応しています。今回も、警察からは何も言われていません」

   千葉県警の千葉中央署は11日、取材に対し、「渋滞が発生して警察が対応したという話は、聞いていません。3000人弱が来店すれば、騒ぎにはなると思いますが、殴り合ったなどの通報があったとは聞いていません」と話した。

（J-CASTニュース編集部　野口博之）