2024年 5月 5日 (日)

「シャツイン=ダサい」は時代遅れ? おしゃれの正解分からない...SNSに飛び交う「リアルな悩み」

   ファッションについての最新情報が簡単に手に入る昨今ですが、Twitterでは「おしゃれがワカラナイ!」というネタがたびたび注目を集めます。クスリと笑えるエピソードから切実な悩みまで、話題はさまざま。

   なぜ多くのTwitterユーザーが「ワカラナイ!」を発信・拡散したくなるのか、ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)が探ってみました。

  • おしゃれって難しい(画像はイメージ)
    おしゃれって難しい(画像はイメージ)
  • おしゃれって難しい(画像はイメージ)

トップスインに踏み出せない葛藤

   過去に流行ったファッションが再び注目されたり、時を経て評価が変わったりすることはよくある話です。

   しかし、Twitterでは、過去の印象に縛られてリバイバルの波に乗れない、という声がよくあがります。

   あるTwitterユーザーは、中学3年生の息子さんと服を買いに行った折に、お店の店員さんの対応に困惑したエピソードを投稿しました。

   店員さんは、息子さんのために「ケミカルウォッシュジーンズ」を勧めてきたそうです。困惑の理由は、そのユーザーが若い頃は「ケミカルウォッシュジーンズ=ダサい」という認識を持っていたから。

   店員さんに「本当に今はダサくないんですか?」と3回尋ねたところ「大丈夫です!!本当にダサくないんです!!大丈夫です!!」と同じく3回、力強い返事が返ってきたそうです。

流行りらしいこのジーンズ、若い頃に"ダサい"と刷り込まれすぎて「本当...ですよね!?」と聞いちゃった話- Togetter

   「シャツの裾をボトムスにインするかしないか」が話題になったことがあります。

   漫画家のカマタミワさんによる「トップスインできるまでに数年かかった」という葛藤を描いた漫画が注目されました。

   トップスインは、今やファッションの1選択肢として親しまれています。しかし、カマタミワさんにとっては「人生の半分以上、インはダサの象徴だった」ようで、トップスインに踏み出す際にかなりの勇気を要した様子。

   この漫画に、同じように戸惑う声が集まりました。トップスインの着こなしを取り入れても、「まだインしててもいい?ダサくない?」と、今度は流行が去っていないかとソワソワする人もいるようです。

育った時代の影響でトップスを"イン"することに抵抗がある世代、葛藤の末に成し遂げたが...「流行は巡るから」- Togetter

   2つの例は、一度自分の中で特定のファッションに対する印象がついてしまうと、なかなか変えることが難しいことをよく表しています。過去に縛られて新しいおしゃれに挑戦しがたい悩みは、多くの共感とともに拡散されます。

おしゃれ情報を正面から受け止めきれなくて

   ファッションに関する情報を正面から受け止めきれないという悩みも定番です。

   漫画家のお肉おいしいさんは、ファッション誌を読んでも「おしゃれになれない人間視点」からツッコミを入れてしまうそう。

   お肉おいしいさんが公開した4コマ漫画には、ファッション誌で紹介される華やかなおしゃれ情報に「家なのに外着と同レベルのファッション!?家に監視カメラついてんのか!?」「20代前半で5万円のワンピースだと!?」など切れ味鋭いツッコミを入れる様子が描かれています。

オシャレになれない人視点で描かれたマンガに共感の嵐「ファッション誌見るといつもこう思う」- Togetter

   お肉おいしいさんと同じように、理想と現実のギャップに辛さや疑問を感じてしまうという声が多く集まりました。理想よりも先に現実のことを考えてしまう感覚もまた「おしゃれワカラナイ」という悩みの原因の一つなのかもしれません。

おしゃれワカラナイ→チョットワカルにする有益な情報

   Twitterでは「おしゃれワカラナイ」という人に向けた、改善のヒントとなる有益な情報も数多くやり取りされています。

   あるTwitterユーザーが「30代のみなさま、服はどこで買っていますか。雑誌で見ると桁がおかしい気がします」という質問を投稿すると、あらゆるブランドのおススメが集結しました。

   特に「予算を押さえつつおしゃれを楽しむ」という視点を中心としたノウハウが多数寄せられ、30代女性のリアルなファッション事情を知り合う場になっていました。

「30代のみなさん、服はどこで買ってますか?」雑誌に載っている服はだいたい高い、リアルなファッション事情- Togetter

   服を買いに行くのが苦痛な人のためのヒント、手持ちの服に何を買い足せば今っぽい着こなしになるかなど、「ダサくならないコツ」をTwitterで発信している人もいます。

【脱おばさん】冬に向けて秋物を買っておこうね、というお話【ダサくならないコツ】- Togetter

   「おしゃれがわからず困っている」という層をターゲットにしたノウハウにたびたび注目が集まる点もまた、Twitterならではの特徴と言えるでしょう。

   おしゃれワカラナイネタがバズるのは、「それでもおしゃれを諦めきれない!」という気持ちを持っているTwitterユーザーが多いことの裏返しとも言えそうです。

   また、まわりのおしゃれワカラナイ人たちの声をみて、「ワカラナイのは1人だけじゃないんだ!」「私も苦手だから誰か教えて!」といった前向きな一歩を踏み出しやすい空気が作られているのかもしれません。

   以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド出張版」でした。

   今回紹介したTogetterまとめを振り返りたい方はこちらからどうぞ。次回もお楽しみに。

今回の記事で紹介したまとめ一覧

流行りらしいこのジーンズ、若い頃に"ダサい"と刷り込まれすぎて「本当...ですよね!?」と聞いちゃった話- Togetter

育った時代の影響でトップスを"イン"することに抵抗がある世代、葛藤の末に成し遂げたが...「流行は巡るから」- Togetter

オシャレになれない人視点で描かれたマンガに共感の嵐「ファッション誌見るといつもこう思う」- Togetter

「30代のみなさん、服はどこで買ってますか?」雑誌に載っている服はだいたい高い、リアルなファッション事情- Togetter

【脱おばさん】冬に向けて秋物を買っておこうね、というお話【ダサくならないコツ】- Togetter

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