身長170センチメートル以下の男性について「人権ない」などと発言して批判が相次ぎ、所属していたプロeスポーツチームから契約解除された元プロゲーマー・たぬかなさんが2023年1月20日、騒動後初めて生配信した。「言葉として『人権がない』（という言葉）は申し訳なかった」たぬかなさんは22年2月15日のライブ配信中にUberEatsの配達員から連絡先を聞かれ、恐怖したとするエピソードを明かした。その際、配達員の容姿について触れた上で「165（センチメートル）はちっちゃいね。ダメですね。170ないと、正直人権ないんで。170センチない方は『俺って人権ないんだ』って思いながら、生きていってください」などと発言した。こうした発言に批判の声が相次ぎ、たぬかなさんは所属していたeスポーツチームから解雇された。騒動後、長らく活動を休止していたたぬかなさんだが、23年1月16日にツイッターを更新し配信予定があると告知。20日に予告通り配信サイト「Twitch」で久々に生配信した。胸元がざっくり開いた黒のキャミソールに淡色のニットをあわせたラフな出立ちのたぬかなさんは、「私が謝らなくてはいけないところはある」と切り出した。「言葉として『人権がない』（という言葉）は申し訳なかったです。そこに関しては申し訳ございませんでした」配信を今後続けるかどうか悩んでいるとして、今回の配信を行った理由を「お父さんの遺言もあって、やっとこうと思っとったんやけど」などと話した。活動休止中に実の父親が亡くなっていたという。「器『も』ちっちゃい？ 器『が』ちっちゃい？」たぬかなさんは一方で、持論を展開しアンチに反論する場面もあった。騒動により実家にアンチからイタズラ電話がかかってくることがあるという。その際、生前の父親など男性が電話口に出た際は無言で電話を切る一方、女性が電話に出た時のみ怒鳴り散らすなどしていたとして苦言を呈した。「あなたたちは男の人には強く出れないから、うちのお母さんとかおばあちゃんとかに電話かけるんですかね？ 恥ずかしいと思わないんですかね。器もちっちゃい。器『も』ちっちゃい？ 器『が』ちっちゃい？ どうだろうね」アンチに対し架空の小人族を表す「ホビット」をもじり、煽り返す場面もあった。「コメント欄もホビホビしてきたな？ 下ろされるスポンサーがもうないんよ。今まではな『スポンサーに言いつけてやる！ うぉー！』みたいなやつがめっちゃおったけど。もう言いつけるところもないから、コメントでホビホビするしかないじゃん」「私はあなたみたいな『持たざる人』の中での話をしてる」視聴者から「今でも170センチ以下の人のことを人権ないと思っていますか？」とする質問が寄せられると、発言の意図について「『人権ない』（の表現）自体失言だったんですけど、当時の話の意図で言うところの私の好みっていう（意味）。文脈でわかると思うんですけど、まあわからない方がたくさんいらっしゃるんでこうなってると思うんですけど」と説明。その上で、「私の好みとしては、対象に入らないという意味では今も変わっておりません。私の好みの対象に入るか入らんかとか、興味ないやろ」とした。その上で、突き放した発言もしている。「だから気にしなくていいと思いますよ、全然。それでも人権あるかどうか気になる方は、最寄りの区役所にでも行って、『僕って人権あるんですかねぇ？』って聞いたほうが安心できるんじゃないですか？ あなたの興味ない、全く知らない女の一言で、あなたの何かが変わると思えませんけど」炎上後アンチが増えたことで「アンチするならするで、もうちょっとおもろいこと言ってくれよな」などと愚痴もこぼした。さらに「〇〇さんは170以下です」「ジャニーズは170以下の人多いですけど」とする指摘が寄せられたことについてもこう反論した。「そんなさぁ、『持ってる人』っていうのは別っていうの分かるやん。私はあなたみたいな『持たざる人』の中での話をしてるんですよね。そんなん身長なんて些末な問題やん、そんな人からしたら。顔がめっちゃいいとかさ、サッカーめっちゃ強いみたいな人からしたら。クソ些末な問題やねん。お前らが身長ないのがアカンっていう話をしてんねんな。お前らはもうその範疇入ってないから。身長くらいは頑張れよ、って話をしてただけやねん。持たざる者のことを言ってるねん。別に持ってる人は、本人らもそんな気にしてないやろ」
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