芸能人がスキャンダル→出演作「お蔵入り」は是とすべきか Twitterで渦巻く「作品に罪はない」論

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「お蔵入り」見送られたケースも

   不祥事を起こした俳優が、映画だけでなくテレビドラマなど複数のメディアに露出があると当然ながら影響範囲は広がります。

   2019年、放送中のNHK大河ドラマに出演していた俳優が麻薬取締法違反容疑で逮捕。この時Twitter上で心配されていたのは「また多くの出演作品がお蔵入りになるのか」ということでした。

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   この俳優は名脇役として映画やテレビドラマ、バラエティ番組やゲームなど、予定も含めた出演作が多岐に渡る活躍ぶりでした。しかしNHKでは俳優の交代を発表。その他のテレビ番組は放送休止、配信コンテンツも公開中止となるなど、前例通りの対応が取られていくなかでTwitterでは「過去の出演作品も見られなくなるのでは」という不安の声が出てきたのです。

   その中であるTwitterユーザーによる「主演作でもないのに出演者が逮捕されたという理由で作品を葬る風潮はやめにしないか」とのツイートが拡散されました。その理由について「脇役としてあちこち出ているような役者が捕まると一斉に作品が消えるコトになるのだから。というか主演者が逮捕でもそういうのはヤメるべきだと思う」と述べています。

   映画の場合は特に制作・配給側の経済的損害も大きいことから上映を決めるケースも出ています。この俳優が出演していた公開予定の映画作品でも、重要な役柄であったことや再撮影が不可能なため、観客の判断に委ねるとして予定通り上映されました。Twitter上の反応から考えると、作品のお蔵入りが避けられる結果は歓迎されていることが予想できます。

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