私人逮捕系インフルエンサーは「めちゃめちゃ気持ち悪い」 シバターが完全拒絶「お前らのやってることは全然正義じゃない」

   YouTuberのシバターさんが2023年9月22日に公開した動画で、「私人逮捕」の様子を配信するインフルエンサーらについて苦言を呈した。

   「私人逮捕」をめぐっては、YouTuberらがアイドルのコンサートなどの人気チケットを転売するいわゆる「転売ヤー」を制圧する様子や、痴漢や盗撮などの現行犯を取り押さえる様子をSNSに公開し、賛否の声が上がっていた。

  • シバターさんのYouTubeより
    シバターさんのYouTubeより
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「彼らは正義のために動いてんじゃないの。自分の動画のネタのために動いてるわけじゃん」

   シバターさんは世の中を騒がすインフルエンサーらについて「元祖炎上系YouTuberの口から語れることもあるんじゃないかなと思って」と切り出した。私人逮捕については「ジャニーズのチケットの転売を私人逮捕する配信なのかショート動画なのかが流れてきまして」とたまたま動画を目にしたことで知ったとし、いわゆる「自警団系YouTuber」らの行動について、厳しい見方を示した。

「要は正義の名のもとに正義という大義名分を持って、世の中で法律違反をしてる人にカメラを回しながら突撃して、そいつらをネタにするっていう。そういうYouTuberもどきみたいのがいるわけじゃないですか。嫌いなんですよね。すごい嫌い」

   また、類似の事例として「渋谷のハチ公前の喫煙所の周りで、喫煙所の外でタバコ吸ってるやつにめっちゃ注意する動画を撮るやついるでしょ。『いやここタバコ吸っちゃいけないですよ』みたいな」と例を挙げ、「ああいうのめちゃめちゃ気持ち悪くて」と嫌悪感をあらわにした。

   転売ヤーの制圧と路上喫煙者への注意という違いはあれど、こうした行動については「ほとんど同じ」としたシバターさん。

「正義という、法律という大義名分を持って『自分たちがやってることは正義なんです。自分たちがやってることは法律としては正しいことなんです』っていう正義を持って勝手にカメラを回して、勝手に喫煙者を撮って、自分の動画のネタにするっていうのが(受け入れ難い)。彼らは正義のために動いてんじゃないの。自分の動画のネタのために動いてるわけじゃん」

   シバターさんは「正義という大義名分を使って『自分たちが正しい』という立ち振る舞い。そして自分たちが勝手にカメラをその対象者に向けて『これは別に正義ですから』って言うのが汚くね」と非難し、「お前らのやってることって全然正義じゃなくね? 自分の動画のネタのためだけにやってることじゃん。それ、俺すごい気持ち悪い」と苛立った様子で語った。

   こうした行動について「『悪を取り締まってるんだからいいだろう』みたいな。『自警団みたいなことって悪ではないだろう』『世の中のためではあるだろう』みたいな意見ももしかしたらあるかもしれないけれども」と評価する向きがあることも認めた上で、「良いか悪いかは置いといて、気持ち悪い。俺は、あいつらのこと。あいつらのやってること、気持ち悪いと思いますね。だから俺はそういうのやりたくないなって思いました」としている。

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